週末のNYはダウもナスダックも渋かった。
ダウは2ドル高でほぼ変わらず35227ドルでの引け、ナスダックは続落で30ポイント安の14032ポイントとなった。
一応これで10連騰となったダウだが、チャート的には天井を示唆する形となっている。
すぐさま下落反落というわけでもないだろうが、FOMCが控えており月末も近いことから、ここまで上昇した分、調整はやむなしだろう。
7月10日からの上げに対する1/3押しが大体34800ドル付近になるので、去年12月の高値付近までが目処となりそうだ。
ただ、昨年4月の高値更新が目前でもあるので、もしかしたら意地を張って取りに行くこともあるかもしれない。
その場合はFOMC後の動きが少々怖い気もする。
一方のナスダックは指数のリバランスが無事終わったようで、それほど大きな混乱もなかったように見える。
下げてはいるものの14000ポイントあたりが底固いように見える。
これを割ったら20日移動平均線までいきそうだが、ここで踏ん張るかどうかは月曜次第だろう。
毎度先物が高いが
ナイトセッションに入った日経先物は急進。
正直またかよと思わず言葉が漏れてしまった。
先物だけ見ると33000円も見えている気になるのだが、頭を抑えられている格好なので、それより上は難しいだろう。
抜ければ自前トレンドレンジの下限までは届きそうだが、やはり日銀会合は無視できないので、上値限定と言わざるを得ない。
そういった事情もう
加味すると、ナイトセッションの上昇は単なる悪戯のようなものだろう。
とは言え、32700円での引けが現物の指数に影響しないこともないので、週明け月曜の日経平均はスタートこそそこを意識して始まることになる。
上値は33000円、下値は32300円
寄り付きが高いとしても、先週木曜のようなパターンもあるので、気をよくして飛びつくのはお勧めしない。
20日移動平均線の32580円付近を下抜けなければ32800円台はあるだろうが、抜けると32300円にまた戻ってしまう。
上値は33000円が目処となるが、日銀会合後に上がると思っている面々が多いのなら、上抜けることもあるかもしれない。
ただそれはあくまで結果になるので、現時点では根拠のない予想の範疇に過ぎないことは記しておく。
月曜がそんな形で始まったとしたら、結局33000円を抜けなければ、いつか来た道、32500円との間で行ったり来たりとなりそうだ。
これが日銀金融政策決定会合のある木曜まで続くことだろう。
したがって、今週も、先週のレンジである32000円〜33000円は日銀会合の結果がはっきりするまでは継続、その後は結果次第で上抜ける可能性あり、という想定としたい。