昨晩のNYは続落。
というより、全世界的に昨日は株式市場は下落の一途を辿っていたので、NYの下げも日経先物の下げも割と冷静に受け止めることができた。
ダウはダブルトップが鮮明になってかえって落ち着いたとも思えるチャートになっている。
ご丁寧に綺麗なアイランドリバーサルまで登場しており、今晩の動きが注目される。
移動平均線がまだ下に2本あり、トレンドレンジの上下境界線もあって下値抵抗線には事欠かないのだが、いずれにしてももう一押しありそうな状況だ。
雇用統計が予想を大幅に上回ったこともあり、7月の利上げ再開はほぼ確実と見られ、金利上昇で債券が下落、株も下落と反対の意味で言うことなし。
ここで反発することが出来るなら、相当な強気とも言えるので、逆に言えばまあそういうことはないだろうと思える状況のダウだ。
一方のNASDAQも同様にアイランドリバーサルの格好だが、こちらは若干抵抗があった。
AI関連とメタ社のThreadsが牽引して、引けにかけて戻した点は十分評価できるものの、とは言ってもやはり金利上昇懸念が再燃している以上、難しい展開となるだろう。
大きな窓が空いている以上、これを埋めるには今の環境では苦しいのではないだろうか。
もう一段の押しとなる可能性は高いと思われる。
32500円割れで始まる日経平均
昨日の引けの時点では、よく耐えたなと思える日経平均だった。
改めて追加したトレンドレンジの下限に綺麗に乗って終わった、と後で振り返ったところで、今日の目安にはあまり当てにはならず、ここでは上値目処にすらできなさそうだ。
先物が夜間で32300円台突入し、安値が32220円、引けが32380円と、圧倒的な弱気推奨な状況では、上記のチャートは説得力が全くない。
先物のチャートを借りて現物の想定をしてみると、まず前場は鞘寄せから32500円を割って32400円前後の始まりとしても、昨日までの動きを踏襲するなら、5分で安値をつけることになりそうだ。
安値の目処は32200円台だろうが、週末ということも踏まえると、最低の目処は32000円飛び台〜32100円は見ておくべきだろう。
厳しめみにて丁度良いかもしれない。
ただし、その後戻りは一瞬あるはずなので、今日処分を考えているなら寄り付きか、底を打って戻ったところくらいにしておくべきだと思う。
面白くない1日
寄り付きから安値をつけに行ってそこか多少戻ったとしても、今日はもどりも鈍そうで、9時半〜10時にかけて戻って始値付近までだろうか。
その後は横這いというのが昨日までの展開なのだが、今日も踏襲するかどうか。
ETFの換金売りが同じパターンなら、だいたい同じ流れになると思われる。
となると、上値目処は32400円台〜32500円がいいところ、だろうか。
そしてその後は難しい模様眺めの中、後場に入ってまた安く始まり、動きのない展開が続く、という市退屈な時間となりそうに思える。
奇跡が起きて下髭長く昨日の終値まで戻ることはまずないだろう。
と、一応逆のフラグも立てておくことにする。