これはあくまで個人的な理由づけであることは、最初にお断りしておく。
理由1 ボラティリティが大きすぎない
インデックスは加重平均で算出される指数なので、個別株に見られるような業績による揺れに大きく左右されることはなく、荒れすぎないという点がその理由の1つだ。
その分、エントリーのタイミングはあまり制限がない。
ただし、後で記載する条件は守らないとならないが。
理由2 投資金額はかなり自由に選べる
インデックス投資はETFや投資信託といった選択肢になるのだが、そのため投資金額を自由に選べる。
昨今では個別株も単元未満の売買が可能にはなっているが、銘柄によって株価はバラバラなので、場合によっては投資金額が制限を受けることになる。
そう言った意味で、インデックス投資はかなりの自由度があると言える。
以上が大雑把な理由だが、これに以下の条件を加えると、個別株投資よりも有利になりやすい。
条件1 長期投資
一度買ったらとにかく年単位で保持しておくことで、理由1のボラティリティの大きさのメリットが生きてくる。
例えばS&P500であれば、少なくとも昨年の7月以前に購入していれば現時点ではプラスであり、また今年の5月以降のエントリーでもプラスだ。
これは一発購入だけに限った話だが、そう言った意味でエントリーポイントにもよるのだが、長期投資であればメリットは出てくる。
そしてももう1つ大事なのが、次の条件だ。
条件2 定期購入
積立、という表現にもなるが、定期的に同額をETFまたは投信に注ぎ込んで購入を続けること、いわゆるドルコスト平均法をするだけで、先のボラティリティの大きすぎないインデックス投資は利益を享受しやすい。
先のS&P500のチャートを見る限りでは、仮に去年1月の高値で買っていたとしても、定期的に買い下がっていっているなら、現時点ではもうプラスに転じているはずだ。
条件3 資金力または継続力
実は資金力、これが一番大事で、逆にこれがあるなら個別株投資でも良いんじゃね?、って思ってしまうが、定期購入を条件にした場合は小さくとも継続する力は重要。
これが無いと、多分インデックス投資で利益を上げることは難しい。
こういった理由と条件がそろえば、インデックス投資は安定して利益をもたらすと言えよう。
ただし、リターンがどの程度になるかはやはり相場に左右されるのと、エントリーが選ばないと言っても、日本のようにバブル崩壊から5年10年20年と下降トレンドが続くとなると、流石に厳しい。
また、いつエグジットするか、という点も難しいところだ。
プラスの間であれば良いが、間違ってもマイナスになっている最中にエグジットしなければならなくなる、というケースだけは避けなければならない。
せっかく長年積み立てた資産がマイナスで確定してしまうのは悲しいものだ。
そう言った意味では、絶対はない、と言えるのは、これも投資であるということでもある。
計画とルール決めは、インデックス投資と言えども必ずあって然るべきだろう。
コメント