昨晩のNY市場はダウが続落もナスダックは大幅に反発、20000ポイント乗せとなった。
好調なナスダックをしり目にダウは5日連続の下落となった。
終値は20日線を割り込んでおり、下髭もなくもう一押しあってもおかしくはない恰好。
利下げ云々やハイテクがどうのこうの関係なく、換金中心の需給によるものと考えていいだろう。
クリスマス休暇目前ということもあり、少なくともこの流れは今晩から明日の晩まで続く可能性がある。
11月中旬の似たような時期にもこのような下落となっていたが、下髭が出ていない点が少々気なるところ。
下げ止まりをどこで見せるかはもう少ししてからでないと判断ができない状況だ。
一方のナスダックは20000ポイントを超えて終了、史上最高値更新となった。
ハイテク部門の上昇が著しく、利下げ確定との報道も相まって一気に伸ばしてきた様子。
個人投資家も多く参加していることもあって、クリスマス休暇に伴った換金も何のそのといったところだろうか。
この勢いがどこまで続くかはわからないが、20000ポイント抜けというイベントをこなしたことで、いったんは調整があってもおかしくはないだろう。
ここまでは勢いや期待などの実態を伴わない売買もあってのことだろうが、ここから実態を伴った売り買いが増えてくれば、実際の株価も見えてくるはずだ。
今晩から明日の動きは、ダウ同様重要となりそうだ。
先物640円高、40050円で取引終了、日経平均はSQ直前で上昇
夜間先物取引は一時40160円を付けるなど上昇し、640円高、40050円での引けとなった。
SQ直前での上昇は最近多かったが、木曜のざら場で失速することもままあり、このまま41000円を目指すというのも無理はありそうだ。
ただ、ここまでの流れで横這い続きだったことを加味すると、ようやく上抜けできたとも言える。
あわよくばではあるが、もう一段の上昇を期待したいところ。
それはさておき、日経平均はまずは上昇してスタートとなる。
チャートでは先週末から頭を押さえられた格好に見えるので、上抜けすることで上昇の期待は高まる。
ただ、まだ11月の高値や10月の高値が上に控えているため、そこを抜けて行けるかどうかは正直半信半疑の状況だ。
SQ通過を迎えてからの動きで初めてそれが確定するので、今日は上昇後は気迷いから足踏みとなるか、あるいは一気に抜けていくのか、どちらかではないだろうか。
ここで高値を付けて反落、というのは流石に情けなくなってくるのでやめていただきたいのだが・・・
上値の目安は11月高値の39884円、10月高値の40257円があるが、おそらく11月高値は抜けて行けると思われる。
その上で、夜間先物の高値40160円が次のターゲットになるのだが、これを抜けられるかどうか、こちらは先物の力も必要になるだろう。
先物のロールオーバーの状況にもよるが、明日以降SQ後の上昇もあるとしたら、20日付近までの上昇は期待できそうだ。
一方で、一番いやなパターンは9時半か10時過ぎから、あるいは後場から下げていってしまう形で、一旦40000円台を付けた後で結果39700円を割ってしまうと、一気に天井形成となって20日向けて下落ということにもなる。
掉尾の一振となるか、今日明日の動きが重要になってくる。