昨晩のNYは反落。
ダウが336ドルやると大幅に下落し、先週の上げ幅を帳消しに。
位置的には連休後半と同じだが、長期移動平均線の下抜けは少々不利な展開を示している。
このままだとSQあたりで32700ドル付近まで下げる可能性も見えてきた。
債務上限問題はまだ解決はしないだろうから、それを理由に底をつけてくるかもしれない。
ドル円は妙に強いのは、利下げ観測が遠のいたからなのか、何か理由があるのか。
上げ方が順調なだけにチャートだけ見ると非常に良い形なのだが、ファンダメンタルズからしたらメチャクチャな状況なのにこれは、少々おかしいと言わざるを得ない。
何かあるのか、と訝しんでは見るものの、仕手株よろしく玉集めしている訳でもなかろう。
債務上限よりも利下げが鍵になっているのかもしれないが、いずれにしても妙な動きだ。
デフォルトする国の通貨を買ってどうする。
NASDAQは堅調
ダウに比べてNASDAQは堅調そのもの。
反落で上髭のある陽線だが、大きく崩れそうなイメージが無く、いい押し目でもできるのかという感じで眺めていられる。
債務上限はどこ吹く風で、こちらは明らかに利上げ停止が追い風となりそうだ。
尤も、需給の都合が出てきた場合は抵抗しようもないだろうが。
先物が30000円をつけた後に下落、29880円で引け
ナイトセッションの225先物は2021年11月以来の高値を更新、30000円をざら場でつけたが、引けにかけて下げて結果は29880円に。
これが日中の日経平均にどう影響するのかはわからないのだが、少なくとも三空にはならなそうなので、ここを踊り場として再上昇を目指すのか、踊り場のまましばらく続いてから調整に入るのか。
今日明日ざら場で30000円をつければそれで満足、というのなら漸くここから調整に入るのだろうが、まだそういう気はないようにも見える。
となると今日明日は横ばいで30000円を挟んだ睨み合いなら、週末は押しても良さそうだ。
来週はいよいよ件の債務上限問題の茶番劇が片付く頃合いなので、それにあいまった利上げ停止の話がどっちに向くかでドル円とダウが本来の方向性を取り戻した際に、ここまで強かった日経平均がどう向き合うのか、ということになるだろう。
とは言え今日はもうしばらく、30000円の日経平均を眺めつつ相場の動きに身を委ねることにしよう。
上値は30000円超〜30300円程度まで、下値は窓埋めとなる29630円付近が目処となりそうだ。
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