昨晩のNY市場は続伸。

エヌビディアなど半導体部門の上昇とは裏腹に関税問題は未だ不安定な状況の中、それでもダウは月曜の下落分の大半を戻してきた。
新規失業保険申請数が予想を下回り、労働市場に対する不安は下がったが、未だFRBでは関税によるインフレ悪化を懸念する声もあって、利下げに対しては若干ネガティブな印象がある。
それでもの上昇は一体何を意味しているのか正直悩むところで、これも需給の為せる技なのかもしれない。
チャート的には少なくとも直近の高値に迫る位置なので、もう一伸びはあっても良いだろうが、その先はというと、正直自信はないと言わざるを得ない。
いずれにしても来週になってみないとなんとも、といっ
たところだ。
ナスダックはほぼ横這いも小幅に上昇し、連日の史上最高値更新となった。

ここからはもう一段上を目指せるのではと期待したくなる形でもあるが、今晩次第でそれが実現するか、はたまた崩れ去るかが決まりそうでもある。
エヌビディアを中心とした半導体関連の伸びは正直怖い気もするくらいの勢いだが、株は噂で買って事実で売るという格言もあるように、今は予想で変われていると考えても良いだろう。
それが結果的に事実となったとしても、そこでネタは尽きてゴールとなるとしたら、今はまだ上昇が続いても良いのではないだろうか。
逆にいうと、その程度しかここから上昇する理由が見つからないというのも事実で、正直いって今は流れに任せるしかない、と思う次第。
米国市場の投資家たちの思惑がどこにあるのかは定かではないが、チャートを見る限りはもう一段あってもおかしくはなく、逆に、ここで折れたら結構な調整が待っている気もする、といった岐路に差し掛かっているとも言える。
SQ通過の先物は100円高、日経平均は40000円チャレンジもその後は不透明
夜間先物取引は100円高の39740円で終了。

チャート上では横這いが続いている形だ。
天井付近の高値ではない点がNY市場とは異なるのだが、チャートには上昇が期待される形にあるだけに、つい期待をしたくなるのが本音。
とは言えSQ通過後の行方に関しては正直不透明な印象で、ポジティブな情報は特に見当たらず、さりとてネガティブな情報は以前から出ているもの以外真新しいものはない。
ここまできたら1回は40000円台をつけるしかないだろう、という単なる雰囲気だけの想定になるのだが、それも需給の為せる技と考えるなら、あっても良いのではないだろうか。
そういった思惑があるかどうかはさておき、日経平均は反発期待となる。

先物の動きはこれまで通り夜間で戻してきただけとも言えるが、6月末から見ると、二日下げて二日あげての繰り返しなので、今日あたりは上がっても良いのでは、という単純な発想。
それに加えて換金の用事とSQの通過で、ここから何かしら変わるポイントとなる可能性はあってもおかしくはない。
ここまで下値は概ね切り上がってきており、6月末からの上値は抑えられている格好なので、三角持ち合いという見方もできる。
そろそろ結果を出しても良い頃合いではあるが、これが上か下かは蓋を開けてみないと、といったところになる。
そんな中の上値下値は分かりやすく考えたいので、まずは40000円の節目が上値目安で、下値は39500円割れ、となる。
今日は単純にこの2つのどちらかをブレイクするか、それとも結果燻ったままとなるか、おそらくは前者だと思いつつ、流れを見極めてから乗るか反るかを決めるべきだろう。