週末のNY市場は小幅高。

42000ドル手前で横這い状態のダウは自立反発の範疇とも言える位置だが、ここからさらに上を狙えるかどうかは微妙な状況だ。
諸々の指標は今週も発表されていくが、関税問題や企業業績の見通しなどファンダメンタルズはあまりよろしくない状況にある中で、投資家の不安要素は払拭されていない。
チャートだけを見えれば踊り場から足場固めとも言えるのだが、もう一段上に登る前に二番底の確認があっても良さそうでもある。
今週はその辺りの確認が必要になりそうな週と言える。
ナスダックもここへきてほぼダウと似た形になってきた。

尤も、移動平均線との位置関係は異なるため上値をより強く抑えられそうな形ではある。
これらを払拭するためには何か材料やキッカケが欲しいところだが、残念ながらそれらの兆しは見えていない。
そのためダウ同様、今週は横這いから再度下値の模索に走るかどうか、注目することになる。
先物安値更新も結果は90円安、上値下値が切り下がる中日経平均は二番底探し
週末の先物は一時37100円をつけるなど下値が切り下げたものの、結果は37310円と90円安で取引を終えている。

上値も下値も切り下がっている状況なので強気にはなれないが、大きな崩れ方は今の所しなさそうにも見える。
3月11日の安値から先週水曜日の高値の半値戻しの位置が36935円になるので、その手前付近までの下落は予想ができるが、。それが今日になるのか明日のなるのか、といったところだろう。
木曜に月内最終、権利付最終日を迎えるため、そこまではある程度の買いや買い戻しも入るだろうから、一時的に反発上昇もあり得るタイミングではあるが、それ以外のファンダメンタルズはプラス要素が無く、なかなか判断は難しい。
それらを受けて日経平均は続落のスタートから二番底探しとなりそうだ。

先物の終値からはおおよそ37500円台後半からのスタートと思われるが、直近の上値の目安は37640円前後になりそうだ。
これを上抜けると先週木曜の安値、37761円、その上は240日移動平均線の37909円といったところが目標となりそうだが、どこまで買いの力があるかは未知数だ。
一方で下値はというと、12月19日からの下降トレンドの下限が37250円付近になるので、その辺りが目安になりそうだ。
先物に換算すると37000円付近なので、もう100円前後は動く可能性はあるが、その辺りで底打ち反転できるなら、木曜くらいまでは反発があっても良さそうに思える。
いずれにしても強気反転とまでは行かないが、今週前半に限っては、一時的な反発は多少期待しても良いのではないだろうか。