クリスマス休暇明けNY市場は小幅高に終わった。
18日につけた陰線の下げ分を概ね回復したものの、その上はまだ重いようだ。
20日と60日の移動平均線の間で止まった格好は、もう少し伸び代はありそうだが簡単に突破できるかどうかはわからない。
12月5日からの下落に対してはまだ1/3戻しまでの状況で、半値戻しとなるには20日移動平均線を超えていかないとならない。
短時間でこれを達成できるかどうか、微妙なところだろう。
一方のナスダックも続伸とはなったが、こちらも先日の大陰線の下げ分をまだ完全に回復できていない。
うまくすれば再度市場高値更新があっても良さそうに見えるが、こちらもそう簡単には行かなさそうだ。
先日のFOMCで利下げはされたものの金利自体は若干上昇しており、インフレ傾向がまだ続いているとも言える。
失業保険の新規申請数も若干だが下がったことで、労働市場も悪くはないのだろうが、高止まりしている金利が業績に与える影響は気になるところ。
年明けに向けてこのまま上昇傾向を続けていけるのか、あるいは二番底探しが始まるのか、今晩あたりで方向性が見えてくるかもしれない。
日経平均急伸の後の先物210円高、漸く掉尾の一振となるか
夜間先物取引はざら場の結果を引き継いで続伸、39700円となっている。
ここまでくると、次は39800円台が目標となるのだが、これまでも40000円台に乗せてはいてもすぐに落ちてしまった経緯がある。
今回もそうなるのか、はたまた40000円台を維持できるのか、ここからが勝負どころだろう。
尤も、年明けの取引は6日まで米国と先物市場だけなので、その間でどう動くかが注目される。
いずれにしてもまずは40000円台回復が今日の目標とも言えるだろうから、少しだけ期待しつつ相場に臨むことになる。
日経平均の方はご覧の通り、陽線1本抜けてきたところ。
この上は13日に明けた窓を埋めていけるかどうかが課題で、それには39796円を抜けていかなければならない。
今日の最初の目標はそこになる。
その上は39800円台から一気に40000円台突入、ということになるのだが、果たしてどうだろうか。
なお、今日は流石に下値の確認はしないでおく。
このまま素直に上がってくれと願うばかりである。