週末のNYはまちまち。
先週火曜日の水準で止まってはいるものの、もう一段下げると20日移動平均線付近まではいってしまうような形。
12月はバカンス入りもそろそろ始まる時期なので、今週から来週にかけて手じまいも増えてくる見込みで、FOMCで最終的な利下げが決定したころには勢いが大分そがれてくることも予想される。
そういった観点からも今日明日の動きかたで方向性が決まってしばらくはその方向に動くことになりそうだ。
ちなみにシリアのアサド政権の崩壊は、あまり影響はなさそう、と見ている。
一方のナスダックは続伸、1日置いての史上最高値更新が続いている。
もうはまだなり、とでも言いたげな雰囲気だが、今週は流石に勢いが削がれてくるのでは、と思われる。
まずは今晩の動きを見てから判断となるが、想定されるのは20000ポイントンの節目だろう。
ここを高値にして一服、という形が一般的に思える。
その後はFOMCを睨んでのもみ合いからクリスマス休暇での失速、というパターンだろうか。
あくまで時期的なものを中心にした想定なので、頭の隅にでも置いておく程度ではあるが。
先物320円高で日経平均はもみ合いの想定、上抜け期待も
週末の日経先物は320円高の39350円となった。
SQを睨んでの動きが今週は続くと思われるが、今日明日で最後の詰めとなる。
オプションが40000円台の方に移動しているとの話もあって、上昇期待もあるのだが、上抜けにるは多少なりとも理由が欲しいところ。
国内の指標は実質GDPや貿易収支などがあるが、そこまで引っ張る理由になるかどうかは怪しい。
ざら場よりも夜間の先物動きが先導しているイメージあるため、昼間はあまり決定打にならない気もしている。
日経平均はこれをうけて再び上昇してスターとなるが、上抜けるまでに至れるかどうか。
先週の高値は木曜の39632円だが、この日の日足の高安の半値が39480円前後となるので、まずはここが目安になるだろうか。
ここを抜けて行ければ高値奪還も視野に入ってくるだろう。
上抜けと言うのなら39700円台に入ってほしいところ。
一方で下値は39000円割れまでで、その下の先週火曜の安値、窓の上限の38746円が最終防衛ラインといったところになるだろう。
これを割り込むと下落となるのだが、SQ前にわざわざそこまで行かせることもなかろう、とも思う。
となると今週はもみ合いからのSQサプライズで週後半に期待はできるものの、SQ以降が怪しくなる、という見方になるのだが、まずは今日の動きを確認してから考えていきたい。
