昨晩のNY市場はダウが続落。
76ドル安と小幅ながらも陰線2本目で、調整入りも視野に入っている。
尤も、底堅い動きも見せているのでここで踏ん張れるかどうか、今晩の動き次第だろう。
順調な求人需要を背景に労働市場は健全性がアピールされており、経済は安定していると言えそうだ。
その上で、今月の利下げ決定に対しては慎重な姿勢が求められそうで、今晩のパウエル議長のコメントがきになるところ。
一方のナスダックは続伸し、史上最高値を更新した。
青天井相場となっているナスダックだが、もう一段上げたところでそろそろ一息つくかどうかといったところではないだろうか。
出来高の推移を見ると、総過熱感は見られないが、陰陽の数だけ見れば今晩陽線となれば4本目となり、その後でそろそろ陰線が出ても良いタイミングになる。
今週末までこの位置が保つかどうか、注目したい。
先物一時38860円を付ける場面もありつつ100円高、日経平均は続伸期待
夜間先物取引は、夕方のスタートから下げ始め、一時38860円をつけたところから反転、結果は100円高の38250円となった。
韓国大統領による逆クーデターもあってか、少々ヒヤッとした場面もあったものの、前日の高安の半値までは落ちずに戻したことで、底堅かったという結果と言えよう。
これを受けて日経平均は今日続伸が期待される。
昨日は想定を上回る推移で一時38400円台までつけての終値39248円だったが、先物が夜間の間に押し目を作って戻ってきたことを考えると、今日はそのまま進む可能性がある。
もちろん、夜間先物の動きをトレーする可能性もあるので油断はできないが、昨日の高安の半値押し39090円を割り込まなければ良しといったところだろうか。
上値の期待はまずは昨日の高値奪還だろう。
39427円が最初の目標となるが、そこまで簡単に行くかどうかは正直怪しい。
寄り付きは売り先行となる可能性もあるので、ヒヤッとする場面もありそうなので、そこで市場参加者が怯まなければよいのだが、といったところだ。
逆にスタートの30分で一気に上げてしまうと、その後失速というパターンもあるので、ここは売り先行で利食いしてもらってから資金の余裕を持って戻していってもらいたい。
希望は高く40000円と言いたいところだが、昨日のような動きを2匹目のドジョウよろしく期待するとしっぺ返しを食らいそうなので、ここは素知らぬふりをしつつこっそり眺める気分で今日は静かに相場に臨みたい。