週末のNYは続伸。
ダウは36ドル高、43275ドルと高値更新で取引を終えている。
企業決算の発表が続く中、一頃叩かれていた半導体部門も個別の内容にシフトしてきており落ち着きを見せており、11月にかけての売りが大統領選を前に前倒しで進んだようにも思える。
そう言った背景で高値圏を維持しているが、今週はこれが維持されつつ更に上値を取れるのかどうかにかかっているだろう。
指標発表も続くことから、内容次第では底堅く推移できるなら更に上値置いも可能と考える。
とは言え高値圏であるのだから、安心してばかりもいられないのも事実。
大統領選前の突飛高があるならば、逆にその後は要注意となるので、今週の動き次第でその後を占えるかもしれない。
ナスダックもダウ同様チャートを崩さずに高値圏を維持している。
もう一段上値を取りにいければ史上最高値更新、という位置にまではきているものの、ここからの一伸びが今週見られるかどうか。
散々叩かれていた半導体部門は先にも書いたように落ち着きを見せており、トランプ氏に関連している仮想通過部門が俄かに蠢いていたりとネタはとりあえずありそうだ。
あとは指標の後押しがあれば需給にもよるだろうが上値追いの期待はあると言えよう。
ただ、ちょっとしたことで崩れそうなチャートにも見えるので、用心しながら今週の成り行きを眺めていきたい。
先物180円だかで日経平均は底堅く推移と想定、需給の変化に期待
週末の夜間先物取引は180円高、39190円だった。
先週想定した下げは先週末には観測されず、横這いで推移している。
ここまで底堅く20日まで保てたのだから、逆にここから需給が改善すれば反転上昇は可能だろう。
今日の前場に売り叩かれなければ、少なくとも39000円台は維持できる出のはないだろうか。
日経平均がここから反発するにはこの底堅さをうまく利用する必要がある。
陰線続きでざら場での売りが続いていたことがチャートからもよくわかるのだが、月の20日をすぎることでこの需給が変化する可能性もあり、そうなるとここから反発、というシナリオもあっても良いと考えられる。
チャート上では8月の底値から引いている平行チャンネルの下限の位置にいるので、今日ここで反発できるなら衆院選までの流れとして上昇を期待してもいいかもしれない。
過去の高値ライン38981円が今日の分かれ目の目安になりそうで、これを一時的に下回ったとしても戻して来れるなら先の期待は捨てずに済むと考えている。
一方で上値の目安は先週水曜の窓の下限、39362円で、これを抜いていければ最低限期待通りと言えよう。
今日は割と狭い範囲での動きとなる可能性があるが、上下どちらかに上抜けた場合は今週一方的な方向性を持つことも考えられるので、前場の動きには注意したいところだ。