FRBが0.50%の利下げを行い、また今後も50bpの利下げを年内に行うことを示唆した。
結果、ダウは一時史上最高値を更新するもその後不安定な動きが続いた結果、反落して終えた。
利下げの予想は6割が50bpを想定しており、それが的中したことで材料出尽くしの格好に見える。
今週はメジャーSQでもあり、ここまで上げてきた形からするとチャート的には頭打ちに見える。
今晩と明日の動き次第では、再び調整局面に向かう可能性高くなりそうだ。
ナスダックも一時直近の高値を取りに行ったが、その後は冴えない動きで結果続落となった。
明らかに上値が抑えられた格好で、この後は良くて揉み合いといった形に見える。
利下げは予想通りの織り込み済みから今度は材料出尽くしという見方に切り替わると、ここまで戻してきた分に対する調整はやむなし、といったところだろう。
ダウ同様、SQ前後を境にして調整が入った場合、チャート上ではダブルトップ確定となるため、雲行きがかなり怪しくなりそうだ。
先物は290円高もレンジ内にとどまり、日経平均もレンジ相場続く見込み
FRBの利下げ決定でも大きな動きはなく、夜間先物取引は290円高の36470円と落ち着いた様子を見せている。
結局イベント通過でも変わらない動きとなっているが、これが少々不気味でもある。
結局は為替次第ということがだいぶ明確になってきたように思えるが、日銀の会合も今日結果が出ることをすっかり忘れていた。
朝の記事の中では利上げに対して再び消極的な発言がありそうとのことで、つまりは円高の進行とはならないだろうとのこと。
であれば、少なくとも今日の急落はなさそうに思える。
これを受けての日経平均は先物と合わせてレンジ相場からの脱却を図れるかどうか。
36600円台は今週の高値付近となるが、今日はそこをクリアできるかどうか。
先週の高値36902円が目標となるだろうが、その前に36640円付近でスタートしてから維持できるかどうかが重要。
年初からの平行チャンネルの上限はそれほど影響力はないと思えるが、為替動向に絡んだ動きのポイントとなるため多少は意識したくもなる。
その上で前場抜けて行けるなら高値更新もやぶさかではないだろう。
ただし、問題はここからで、NYのSQが過ぎて三連休となった際の先物の動きがどうなるのか、そこが気になるところ。
今日明日できっちり抜け切って37000円台を維持できるなら、連休中の先物に少し期待もできそうだが、結局レンジ相場を抜けきれなければ再度の調整もあり得る。
今日明日はその資金石となるため、37000円台に入れるかどうかがポイントと頭に入れておきたい。