週末のNYはダウが大幅に上昇した。
684ドル高と40000ドル割れから一気呵成に反発し、先週の下げ分は吸収。
今晩は揉み合いながら足場固めとなるか、といったところ。
ここで無理してまた2週前の様な上げ方をしたら元の木阿弥なので、少しは落ち着いてもらいたく、位置的には微妙なところなので簡単にはいかないのではと思う。
6月の安値からの上昇幅に対して、高値からはギリギリ半値に届いていない位置からの反発だけに、反転上昇の期待もしたいところだが、無理筋はそう何度も通らないと考えておきべき。
日経平均もそうだが、今週は二番底確認も含めてのリバウンドと想定しておきたい。
ナスダックも漸く底打ちから反転か、といったところ。
こちらは5月末からの上昇に対しては半値を割っているのだが、4月の安値からの上昇に対しては半値までには至っていない。
故に、反発はあっても二番底確認で16000ポイント台まで下げるタイミングがあるのでは、と用心しておきたい。
山高ければ谷深し、である。
先物510円高で日経平均も底打ちから反転へ、今週は二番底探しも
夜間先物取引は510円高、38200円での引けとなった。
これでやっとなんとかなったかと思える形に見えるが、120日移動平均線が上値を抑える格好になっているので、今日はどこまで上値を伸ばせるかがポイントだろう。
38400円を抜いていけるなら、週の後半にかけては反発も可能。
ただ、これだけの下げを一気に演じた後だけに、二番底確認はあって然るべきところ。
そういった視点から日経平均を見ると、やはり今日は120日移動平均線が重要になってきそうだ。
38431円が最初の上値目安で、今日はまずここを抜けて引けることができるかどうかが重要。
抜けきれなくとも上髭だけでも引っかかっていれば、明日の実質月替わりから8月1日あたりまでは反発も可能だろう。
ただし来週はSQの週なので、通常ならば火曜あたりで反対方向に向かうことが多く、二番底の確認が入る可能性が高い。
そういった意味では今週はリバウンドによる短期売買が主となりそうだが、それが行き過ぎると意外に浅い二番底となってSQ通過まで上昇が続く可能性も無きにしも非ず。
夏休みで参加者はそう多くない中、閑散に売り無しとなったらそれを逆手に取ったSQ狙いも出てくる可能性も考えておく必要はありそうだ。
今日の上値の目安は先の38431円が7月25日の高値の38557円付近まで、これをさらに抜けるなら少々早すぎるきらいとなるので週後半が少々不安になる。
一方で下値は先週金曜の高値38100円付近が目安で、その下は38000円の心理的節目が今日の下値の限度と考えておきたい。
一時的にではこれを割ると少々辛くなるので、できたら見たくはないのだが、流れというものあるので一応念頭に入れておくべきだろう。
その上で戻ってこれるのなら、確実に底打ちを考えられなくもないので、冷静に確認しながら相場に臨みたい。