週末のNYは続落。
日本市場同様ダウも急落が続き40000ドル割れが見えてきた。
20日移動平均線がそれなので、もう一段の下げがあってから底打ちの可能性があるのだが、2/3押しで止まったとしてもその後の再反発は2番天井の確認までとなりそうだ。
バイデン氏の離脱からハリス氏へのバトンタッチは若干民主党に取ってプラスではあるものの、トランプ氏が優勢なのはまだ変わらない。
市場は利下げのタイミングを押し計りつつバカンスシーズン突入と、少々厄介な時期に入ってくるため、急な上昇に対するツケはかなり高そうだ。
ナスダックも続落でそこがまだ見えてこない。
チャートだけなら17400ポイント付近となりそうで、60日移動平均線や平行チャンネルの上限、6月に開けた窓の下限がそれにあたる。
そこまで届くには一晩では少々急すぎると思うのだが、そうなると今晩よりは明日の晩だろうか。
ITやAIがだいぶ売り込まれているが、つい先日まで買い上がっていたハイテクを急にハイテク憎しとばかりに売って、一体何をもとに売買しているのかが謎である。
何れにしても、一旦止まって再度考えようとなって欲しい所だ。
先物続落、日経平均は39500円割れで止まるかどうか
週末の夜間先物取引は450円安、39590円で引けている。
週末の日経平均大引けが40000円台をなんとか維持したのに対してこれでもかという流れは流石にうんざりするところもある。
ただ、60日移動平均線が目先に見えてきたことでなんとか収まってくれないだろうか、という期待も若干出てきた。
ここで止まれないと、正直39000円割れないとどうにもならないところまで来ているのも事実で、そこまで行くならもう1000円は覚悟が必要になってくる。
そう言ったところも含めて考えると、今日が日経平均の底打ちのチャンスとも言えそうだ。
現物の方は39500円割れから39000円の心理的節目と、過去の最高値ラインの38975円があるのだから、最悪そこまで押したとしてそこで止まるのでは、ということは誰にでも想像できるだろう。
故にそう言ったわかりやすいラインの手前で止まるのは良くあることなので、今回はそこを期待したいところ。
今日は安値を39400円台、最悪39000円割れまで、という覚悟をしつつ、底打ちを期待といったところになる。
一方で、一瞬の39500円割れから仮に反発できたとしても、40000円付近では重くなるだろうから、一瞬の40000円台復活はあるとしても、引けまで持つかどうかは微妙だろう。
大きな下髭を付けて40500円付近まで戻しての引けとなるなら、完全に底打ち反転となるのだが、正直言ってその後の展開が果たして続くのかどうか怪しい。
それくらいこの市場への信頼感は無いので、多分そうはならないだろう、と考えている。