昨晩のNYは引き続き指標とFOMC待ちで横這い感は強いものの買いが優勢となった。
ダウは一時150ドルほど下げたものの、概ね20日移動平均線と60日移動平均線の間で取引を終えている。
待ちの姿勢ではあるが、前日売られた分は買い戻された格好。
今晩と明日で結果は出て来るだろうが、仮に利下げの話が具体的な内容を伴ったとして、下がるのだろうか、はたまた上がるのだろうか?
4月のピークと5月のピークの後、仮に今月から7月にかけて再度ピークをつけた場合、その後の下げが少々厄介にも思える。
いわゆるトリプルトップの形が見えて来る事になるので、逆に今から下げるのならかえってその後の動きには安心できそうなのだが、どうだろうか。
ナスダックも続伸で高値付近を維持。
こちらは先週空けた窓が空いたままなのだが、今晩以降で大きく下げることがない限り、窓埋めを拒否したまま上昇が続く可能性がある。
ダウよりも堅調な形になるかもしれないのだが、逆に窓を空けての下げが起きると、少し厄介な形に変わって来るので、やはり今日明日は要注意だろう。
このままの形で上昇が続く=高値更新が続くという事にもなるので、それなりの覚悟は必要になりそうだ。
先物210円高でSQに向けてのチキンレース開始、日経平均は上抜け
夜間先物取引は一時マイナスに転じたもののその後じわじわと上昇し、結果は210円高の39210円での引けとなっている。
これで20日移動平均線を上抜いてきたので、一応上方ブレイクと考えて良いだろう。
この後は短くても今日の前場まで、長くても木曜か金曜のSQまでトレンドが続く事になると思われるが、最短の場合はSQに向けて急激に下げる事にもなるので、流石にそこまでは無い、かもしれない。
何れにしても前場にしっかりしてもらえたなら、日銀会合まではそれなりに安泰なのでは、と考えている。
日経平均はその少し甘めの予想で行くと、上抜けて行けると思われる。
CMEやプレオープニングの先物の動き次第ではあるが、窓を空けてのスタートなりそうなので、その後は一旦埋めに来るとしたら安値は39000円まで、という予想ができる。
窓埋め拒否なら39100円を割ることはないだろうが、そこまで強いこともないだろう。
下値の目安はその辺りなので、上値はというと、なかなか難しいのだが、5月20日の高値39437円あたりが目安になるだろうか。
SQまで時間がないので、どこで手打ちとなるのかはチキンレースになるのだが、最長で木曜の後場やSQ直後までというケースもあるので、なかなか難しいところ。
最終的には40000円まで伸ばす可能性も無きにしも非ずなので、ここはベタな強気ではなく、グッと絞り込んでリスクを減らして乗る形が良いのでは、と考えている。