週末のNYはダウが横這い、ナスダックは反発となった。
木曜の急落から一旦止まった格好だが、自立反発にすらなっていない状況のダウは今週で底を打てるかどうか、といったところ。
時間外の先物は若干戻ったようだがこの後どうなるか、確認したい。
ここまでくるとチャート的には60日移動平均線までは一旦覚悟が必要で、うまくすれば平行チャンネルの下限に沿って徐々に戻していく可能性もある。
ただ、時期的に売りの出やすい時間帯なのと、今年は騒がれていないがこの時期は政府の債務上限で騒がれる時期でもあるので、あまり良い時間帯ではない。
まずは底の確認から次の手を考えるという形になるだろう。
ナスダックはNVIDIAの影響で反発。
孕み線のような格好になっているが、恐らくもうしばらくはNVIDIA効果でダウとは違った方向性で動く可能性がある。
ただ、それもどこかで燃料切れとなりそうなので、それが早ければ今週か、遅くとも来週のNVIDIA分割付近で起きそうだ。
その場合は一気に下げてくる可能性があるので、十分注意が必要だろう。
先物200円高で日経平均は反発も39000円付近で重い展開に
週末の夜間先物は200円高、38800円での引けとなっている。
この付近での揉み合いが1週間以上続いているが、そろそろ上下決着がつく頃に差し掛かっているのではないだろうか。
6月のSQまではまだ2週間以上あり、上も下も可能な範囲だろうが、米国の状況も鑑みるとなかなか39500円や40000円というのは難しい状況ではないか、と思うと、下方向が気になるところ。
現物の方のチャートを見ると、今日は反発するにしても、やはり39000円付近が重しになりそうだ。
平行チャンネルの下限が39000円の少し上で、過去の高値ラインも38975円にあるので、その辺りまでが上値の目安になる。
そこを抜けたとしても、木曜の高値39129円付近までが良いところ、なのではないだろうか。
尤も、先週もそのように書いた日に一気に上値を取りに行った月曜だったので、一応、パターンとして考えておくべきだろう。
その場合は売り逃げのチャンスになるのだが。
一方で上値重く想定通りだった場合は遅くとも後場には垂れてくるので、20日移動平均線の38650円付近が最初の目安になる。
それ以上下げるのはまだ早すぎる気もするのだが、その場合は60日移動平均線の38400円割れまでが今日の下値の目処だ。
早ければ10時には下げ始めてしまう可能性もあるが、今日も今日とて、決めうちではなく確認しながら今日は相場に臨むべきだろう。
厄介な市場は今週も続きそうだ。