昨晩のNYは続落。
ダウは200ドル超の下落で取引を終えている。
FRBの議事録からインフレ目標には時間がかかりそうなため当面は利下げはない、ということが改めてハッキリした。
この下げがそれに対する答え、というわけではなく、想定の範囲内での確認が済んだので予定通り売ったまで、といったことだろうか。
感情的な投げ売りではないので、そう考えると需給の都合での下げと見るべきだろう。
ここからは6月に向けての諸々の都合が絡んでくるので、上昇は望むべくもないが、そうは言っても過熱感を伴った下げに転じるとまでは思えないので、徐々に下げていく格好になるだろうか。
ナスダックもNVIDIAの決算待ちがあって横這い。
当のNVIDIAは決算が「想定通り」予想を上回ったのと10分割発表で、時間外ではあるが1000ドルを超えているため、今晩はそれが話題になるだろうか。
1社の業績のみで指数がどこまで上がるかはわからないが、一時的な支えにはなりそうだ。
尤も、長く続くものでもないので、そのあとはダウ同様難しい局面に向かっていくとも思われるので、手放しで喜んでもいられないという印象。
何れにしても今月中はさておき、来月がここまでの上昇もあって少々辛い時間帯に入るのでは、と考えている。
先物は150円高で日経平均は反発も相変わらず上下揉み合い
夜間先物取引は150円高、38770円での引けとなった。
20日移動平均線を一時的には下抜いたものの戻ってきたので、今日はこのまま素直に考えれば反発して39000円を目指す、ということになるのだが、一筋縄で行くかどうか。
最良のパターンでは39150円付近までが上値の目処となるが、簡単ではないだろう。
現物の方のこの引けを受けて反発となりそうだ。
目安は38975円の過去の高値ラインや一昨日の安値38942円の窓の下限、その上は39000円の節目で、先物のところで書いた39150円付近までが高値の目安になる。
先日のようにそれをさらに上抜いてくる可能性もあるかもしれないが、そうはなったとしても前場限り、週末でもあるので後場にだれて来ることになりそうだ。
結果的には元の木阿弥で、窓は埋めたものの38800円前後か、場合によっては20日移動平均線の38500円台まで再度落ち込んでくる可能性もあるので、注意したいところ。
週明け月曜は今晩のNY次第では値を保てるかもしれないが、来週以降、今のような形で若干の右肩上がりが続くかどうかは難しいのではと考えている。