昨晩のNYは反落。
ダウはざら場の高値を更新し、40000ドルに載せたところで反転、結果は小幅安となった。
天井を示唆する形で少々残念ではある。
今晩それを打ち消すような動きになれば来週も期待できそうだが、週初に気にしていたような天井形成となると今度は月末くらいまで落ち込む可能性が出てくる。
今晩次第ではあるが週末のため、少々厳しいかもしれない。
昨日とは逆に指標は概ね予想を下回った結果となったものの米国債利回りは若干上昇しており、一筋縄では行かない先行きを示しているようにも見える。
何れにしても今晩の動きを確認したいところだ。
ナスダックも反落。
こちらもざら場高値更新しての反落で、この後の動きについてはダウ同様今晩の結果待ちとなっている。
ダウよりも動きが顕著だっただけに、うまく押し目形成して再度上昇に転じる事ができるかもしれないが、逆に一気に下げてしまうとここまでの上昇に対して1/3押すだけでも結構は幅の下落となる。
ここは用心すべきだろう。
先物360円安で日経平均は前日の上昇分打ち消し
夜間先物はNYの反落を受けて360円安で取引を終了。
結果、昨日から見て行って来いの形で昨日の日足の2/3下げた位置で止まった格好だ。
週初に想定した3つのパターンのうちの一番中途半端な、2つのトレンドレンジの間を行く格好で、正直想定のしづらい状況でもある。
週末もあって今日はこの反動がどこまで抑えられるかがポイントになりそうだ。
日経平均はこれを受けて反落スタートとなる。
38500円台からとなりそうだが、まずは38444円の20日移動平均線の付近が最初の下値目安で、その下は60日移動平均線の38277円付近となるだろう。
昨日買われた向きもあるだろうから、前場は売りが出て当然ではあるが、これを耐えて反発するなら、昨日の高値38949円までが今日の上値の目安になる。
尤もその場合は、先物の動きを現物がざら場で再度トレースすることになるので、実際にそうなるかどうかは少々疑問でもある。
週末だけに、反落のまま終わり可能性は高いと言わざるを得ないだろう。