昨晩のNYは大幅に反発。
ダウは再び高値に接近、477ドル高の39760ドルで引けとなった。
S&P500の史上最高値更新が続く中で足踏み状態のダウだが、今晩のGDPやPMI、明日のPCEコアデフレーターなどの重要指標を前にFRB理事の発言から利下げへの期待が再度高まったようだ。
とは言えここ1週間は横這い状態が続いているため、そろそろ結果が出て来ないと、というタイミングでもある。
今晩の動き次第で大きく前進となるか、一時調整に向かうかが決まりそうだ。
個人的にはここで再度上昇傾向に入るのでは、と期待しているところではある。
ナスダックも反発。
ダウ同様横這い状態だが、こちらはここから再度上昇に向かうには金利か半導体やAIか、という限られた条件になりつつある。
指標頼りなのは致し方ないが、ここらでもう1つ何かネタが欲しいところ。
ここ数年、4月前後のナスダックは軟調なので、ここからダウと少々違う動きになる可能性もあり、注意が必要ではないだろうか。
先物40535円、権利落ち分としては妥当だが・・・
夜間先物は70円高、40535円となった。
先物だけを見れば順当な形に見えるが、現物の方は権利落ち分の下方修正が入るので、少々形が異なる。
ある意味妥当な位置ではあるが、さてここから再度仕切り直しとなった場合に、今日はどうなるだろうか。
実質月替わりではあるが、位置が高いだけに実際に資金が動き出すのは4月に入ってからでは、と考えると、今日は重い展開が想定される。
重いなりに上値を想定すると、40650円付近が平行チャンネルの中央値になるので、そこをまずは目安として、昨日同様40700円を抜けていければ今日は合格といったところだろうか。
個人的な希望を言えば41000円再トライなのだが、これは期待しすぎ。
一方で下値の目安は昨日の安値40450円付近で、その下はもう100円ほど下の一昨日の始値40345円付近、もう一段下を想定するなら一昨日の安値40280円で、ここを下抜けてしまうと二番底確認で週末は調整色一色となりそうだ。
4月はSQまでが長いので、ここで一旦調整というのもありだが、位置が高いだけに調整に入ると下落幅が出て戻りが辛くなるので、できたらここは踏みとどまって欲しいところだが、あとは相場に任せるしかないだろう。