昨晩のNYは小幅反発。
FOMC待ちの中での小動きながら、半導体関連は一部盛り上がりもあったようだ。
AppleやNVIDIAの話題はプラスにはなったが、SOXL自体は結果はほぼ変わらず、やはりイベント通過は必須のようだ。
今回は利下げに対するコメントが「いつ」という点と、それ自体がどこまで現実的な話なのかが重要になる。
ここ数日の各国経済指標に対するメディアの記事には、インフレが止まらない、利下げは可能、など、相反する内容もちらほら見受けられ、まだまだ一方向へ舵を切るには難しいようだ。
そういった中でのFRB議長の発言は、相場に対しても大きな影響となりそうだ。
ナスダックはまさに金利に対して神経質な動きになりつつある。
15800ポイント台〜16200ポイント台のレンジの中から、どちらか一方に動き出すとしたら、今晩〜明日にかけてとなるだろう。
少しでも利下げの期待が高まるのであれば、高値更新に向かうだろうし、逆の内容が色濃くなれば120日移動平均線付近、15000ポイント付近まで下落する可能性もある。
ダウ以上に今日明日は重要な日程となりそうだ。
日銀会合の内容次第で、再度1000円超の動きとなるか
昨日は1000円超の前日比上昇を記録した日経平均だったが、先物は日足1本で1000円超となった。
夜間取引は若干押したものの1/3押しにすら届いておらず、上昇への期待は強そうだ。
すでに内容に関する記事が「断定的」な口調で数々のメディアで書かれており、相変わらず「ダダ漏れ」なのかとも思うのだが、いずれにしても、「ゼロ金利解除」「YCC撤廃」「異次元緩和終了」ということになるだろう。
その上で、実需や期待などが絡み合う1日となりそうだ。
さて、までの上げに対する利益確定の売りはすでに先週出ているとも言えるので、改めて昨日から先買いが始まったと考えても良いだろう。
そういった意味で今日は事実に対する確認ができる日なので、一時的には昨日の期待に対する結果の売りが再度あるかもしれないが、実需の買いがそれを凌駕すれば、再度一気に上昇となるだろう。
一方で、個人的には理解し難い話のだが金利上昇への転換は銀行に不利という話もあって、一部下落も予想されるが、全体的にはプラス方向に押されるのでは、とも思う。
その中で気にすべき点は、現物としては昨日の日足の半値押し、39350円付近が1つの目安になるし、先物で言えば39070円付近、あるいは38980円付近といった39000円割れが注意すべきポイントになる。
上値はもちろん、40000円台復帰であり、1000円超の上昇ともなれば41000円も視野に入ってくるのだが、昨日の買いが回転効かないケースもあるだろうから、意外に地味な動きで終わるかもしれない。
その場合は明日の祝日にまた先物だけで動いてしまうケースもあるので、ポジション取りには少々神経を使うべき日にもなりそうだ。