昨晩のNYは反落。
終値ベースでは20日移動平均線を保てたので、今晩は反発も予想されるが、ここまで維持してきたトレンドが崩れる可能性が出てきた。
仮に今晩、20日移動平均線を割って引けるような事になった場合は短期的かもしれないが調整入りとなる。
ただ、反発の仕方次第では横這いから再度上昇を開始する可能性もあって、その場合は少し角度の変わった新しいトレンドとなる。
何れにしても今晩次第ではあるので、明日の朝まで結論は先延ばしとなる。
ナスダックも大きく窓を空けての続落となった。
こちらは元の鞘に収まったような格好になっているので、押し目買いとなっても良さそうだが、注意は必要だろう。
下値支持は20日移動平均線とその下の過去の高値ライン2本に加えて1月からの並行チャンネルの下限もあって、15300〜15600ポイント付近で止まればなんとかトレンドは維持できそうだ。
それでもここ数日の間の動きは重要になるので、ダウ同様、今晩の動きには注意が必要だろう。
先物460円安で少々大きな躓きとなるか
昨晩の夜間先物は460円安、37670円となった。
大陽線の後の陰線はギリギリ半値押し未満で終わってはいるものの、先物的にはここからが本番なので、支持線となっている昨年10月からの並行チャンネルの上限、夜間取引安値の37530円付近を日中下抜けてしまうかどうかが気になるところ。
尤も、それでもなおかつ並行チャンネルの中に収まるのだから、一時的な押し目で終わる可能性は高く、そう悲観することもないかもしれない。
1月のSQ跨ぎを見ても、似たような形になっているので、今回も週末にかけて押し目を形成した後、再度上昇に転じる可能性はあるので、今日明日は見極めが必要だろう。
最悪でもSQ直前までの流れが維持できるならば20日を過ぎてもなんとかなるのではないだろうか。
そう言った観点で現物を見てみると、下値の目安は割と楽観的でもある。
現物は37400円付近が昨年10月末からの並行チャンネルの上限になるので、この付近までで止まるならまだ上昇トレンド維持のチャンスは残るし、仮に下抜けたとしても、37000円付近で止まって、再度の可能性も残っている。
ただ、市場の損得勘定はまた別の話で、急に大きく下げれば追証の可能性も出てくるし、投げ売りが始まる可能性もあるため、楽観は良くないだろう。
そう言った意味で考えると、今日は過去の高値ラインのうち、37674円が上値抵抗となるのか下値支えとなるのかで、だいぶ変わってくる事になる。
下支えになるのなら、そこを足がかりに37800円台再びとなり、再度、38000円を目指すことも可能だろう。
一方で、これを抜けて昨日の陽線の半値以下に下げていくとなると、37400円付近まではありそうで、それを下に抜けると全戻しとなってしまう。
前場にこれらの答え合わせはできるだろうが、大引の段階で先の37674円を上回っている、下回っているかで、今週末までの動きは決まりそうだ。