昨晩のNYはダウ反落、ナスダック続騰となった
流石に押し目が入ったが、それでも96ドル安とまだ再度の上昇には望みがある形。
とは言えハイテク以外はだいぶ過熱感も無くなってきて、株価は落ち着きを取り戻しているので、もう一段の調整はあってもいいかと思われる。
その場合は20日移動平均線が目安になるが、先週も1度あったので、2度目が1度目を下回るかどうかで、その先の方向性も見えてくることになるだろう。
ここはもう少し手がかりが欲しいところだが、上値を追うような動きはすべきではないと考える。
一方、ナスダックは続伸となった。
66ポイント高で2021年9月の高値を抜いてきた。
ここからはしばらく高値目安となりそうな過去の高値ラインは2021年12月28日15895ポイントまでないので、こちらも上値追いは難しい状況。
ダウトの兼ね合いもあるだろうが、ハイテクのみで引っ張り続けるのも少々辛くなってくる頃合いなので、調整も考えるべきだろう。
20日移動平均線とは別に、並行チャンネルの中央値付近までは想定の範囲となるが、まずは首を垂れるタイミングを確認してから考えてみたい。
先物の荒れ具合を日経平均は無視できるかどうか
昨晩の夜間先物は一気に400円以上調整して、結局70円安の36470円で取引を終えている。
一見すると調整完了といったふうな形にも見えるが、これが現物のチャートに目をうつすと少々厄介になってくる。
36470円は現物のチャートでは丁度先日引いたばかりの短期のトレンドレンジと昨年11月からのトレンドレンジの交差している部分に入るので、このあたりを下回るか上回るかで先行きも変わりそうだ。
上抜けられるなら、今日昨日の高値36984円を目指していくべきで、37100円台が高値の目処となる。
流石にそれは、と思うのだが、少なくとも36500円台後半を維持できないと、調整入りは避けられない形になってくる
これを維持できないとなると、再び36000円台前半の動きに戻ってくるので、トレンドは右肩上がりでも上値はかなり抑えられてくる。
そうなればもう一段調整もあって然るべき、ともなりやすいので、少々注意しながら月末間ので1週間を迎えることになりそうだ。
下値目安は一昨日の安値付近36200円台前半か、昨晩の先物の安値36000円付近までだろう。
それ以上下に抜けていくことはないだろうが、今日は上下に激しく動くか、みっちり詰め物の中に埋め込まれたようになるか、といったところだろう。