昨晩のNYはまちまち。
ダウは53ドル高、37710ドルと高値を更新。
とはいえ、そろそろ息切れといったところだろうか。
今晩が今年最後の取引となるNYだが、ここ2ヶ月間良く上がった分、年明けからの動きが少々気になるところ。
少なくとも年越しで株を持とうという投資家は、日米問わず多くはないと思われるのだが、それが逆に年明けに手持ち無沙汰からの買い意欲に変わるのならば、年初は多少明るい。
だが、年初からスタートダッシュというほどの状況でもないので、焦らず様子見から始まる可能性もあり、その場合は売りが嵩む可能性が高い。
そういった意味では来年の事を考えると、今日は売っておこうか、ともなるかもしれない。
ナスダックは小幅安。
形的にはダウと同様なので、今晩はあまり期待はしないでおきたい。
なんだかんだでナスダックもダウ同様高値圏のままここまで来ているため、年明けに対する警戒感もダウと同じ程度に持っている。
できれば穏便に、金利の様にソフトランディングとなって欲しいところだが、それは年末年始のニュース次第だろう。
先物が安い結果で、大納会の日経平均は頭の重い展開
日経先物夜間取引は、50円安の33430円となった。
結局、終値でもざら場でも33600円には程遠かった事を考えると、やはり年越しの買いは少なそうだ。
そういった意味で、日経平均は今日も頭の思い展開となりそうだ。
直近の2つの窓は数日間かけて埋まったが、ここで大納会で年内はおしまい。
そうなると株を買って枕にして年を越すという投資家は少なそうだ。
売って帰るなら朝の寄り付きを見てからとなるだろうから、寄り付きからずるずると下げる展開が予想される。
そういった意味で下値を先に考えると、33345円のラインや26日の終値33000円付近が最初の目安になりそうだ。
これを割り込むとなると、一気に33000円飛び台までいきそうなので、そこはなんとか保って欲しいところ。
一方で上値はそう軽くはなく、33600円までがいいところではないだろうか。
もちろん、掉尾の一振があるなら別だが、どうもそんな感じではない。
結局、33800円台は夢となり、34000円復帰は夢のまた夢となっている状況は、少々寂しい年末となりそうだ。