昨晩のNYは続伸で、ダウは再度最高値更新となった。
ダウは158ドル高、37248ドルと昨日の高値をさらに更新。
形的にはかなり加熱気味なので、今晩が週末ということもあって押してくるだろうが、ここから一気に崩れるかどうかは週を跨いでみないとなとも言えない。
10月27日からの上昇幅は既に5000ドルほどとなっているが、昨年の10月〜12月の上げ幅は6000ドルだったので、それを考えるともう少し伸びてもいいのかもしれない。
何れにしても高値圏であることは間違いなく、ここから2000ドルほどは押してもいいだろうから、その押しが始まるのがいつなのか、終わりは今月なのか、来月まで続くのか、といったところを今後は探ることになる。
これは週明け月曜や火曜の結果を見て考えるべきだろう。
ナスダックも陰線ながら続伸となった。
ダウとは違って押し目を作りつつといったイメージではあるが、ダウほどの過熱感は見られないため、うまくいけば来週も上昇傾向になる可能性もある。
この時期は上昇年であっても下げるタイミングではあるので、1回は押し目を作ってくる可能性があるので、来週あたり、うまい具合に調整できるなら、年末まで再度高値の更新を見ることができるのではないだろうか。
先物90円高32610円は買い戻しなら再度売り先行
夜間先物取引は90円高の32610円での引けとなっている。
一見するとプラスか、と思うのだが、前日の大引け後のクロージングでごそっと売られた分の買い戻しと考えると、あまりポジティブにはなれない。
先物のチャートでは、昨日の安値32420円を守っているようにも見えるが、下値があるとすれば11日の高安の2/3押しの位置、32300円台後半が目安になるので、売られた場合は注意が必要だ。
現物にこれを当てはめて考えてみると、下支えはあるものの、昨日のような売られ方をすると下抜けてしまうかもしれない。
60日移動平均線が32560円付近でこれが最初の下値目安で、10月末から引いてある平行チャンネルの加減も32500円付近なのでほぼ同じ。
そこを割ってくるとなると、120日移動平均線の32000円飛び台まで支えらしいものは見えないのだが、先物の先の値段、32300円台後半は一応の目安となるので、売られた場合その辺りでなんとか止まってくれそうに思う。
一方で反発できるなら、昨日の高安の半値32800円付近までが目安になるのだが、その手前に平行チャンネルの上限が32700円前後となっているので、そこも若干抵抗となるかもしれない。
何れにしても買い意欲はそれほど期待はできないが、資金だけはありそうなので上手く反発できれば乗ってもこようが、週末でもあるので非常に難しい1日となりそうだ。