昨晩、NY市場でダウが史上最高値を更新、初の37000ドル台に突入した。
512ドル高の37090ドルと一気に高値更新となったが、まさか昨日の想定から1日でクリアされるとは思っていなかった。
高値を更新したのだから今晩は調整もあるだろうが、しばらくは高値更新歓喜に浸りたいだろう。
その余韻はともすれば12月中に残る可能性があるので、今月はそう悪くない引け方になるかもしれない。
ただ、1月はその分、厳しい形になることもあるので、さらに気を引き締めて今日以降進むべきだろう。
ナスダックも2022年以来の高値更新となっている。
こちらは史上最高値ではないが、とりあえずダウ同様2年ぶりの高値更新なので、まずは良かったと言える。
こちらも想定以上に早いペースで更新となっているが、やはりここからの調整がどこでどう入るのかが気になるところだ。
一般的には1月の調整となることが多いので、今回もそうなるだろうとは踏んでいるものの、早めに入ると今月後半と1月前半という2回に分かれる可能性もあり、見極めはまだできそうにない。
とはいえ高値更新した直後から渋い話だけを考えているのも寂しいものなので、とりあえず今週はこの余韻に浸りたいところだ。
先物小幅高で日経平均は足場固め
NYの盛り上がりを横目に夜間先物取引は地味な動きに終始していた。
終値は30円高の32860円とほぼ横這いだが、ある意味しっかりしているというイメージでもある。
20日移動平均線に頭を抑えられてはいるものの、他の移動平均線は緩やかな上昇を示しているので、ここを抜けられれば再度反発上昇という形も見えてくる。
これを受けての日経平均だが、NY高をどう受け止めるかが気になるところ。
先物はペース乱さず小幅な動きだったが、朝のニュースを見た日本の投資家達は多少なりとも浮き足立つだろうか。
先物同様、指数は20日移動平均線の位置にあるが、他の移動平均線が緩やかに上昇してきている今がチャンスではないだろうか。
ここで大きくはなくとも上抜けることができれば、少なくとも20日までは安泰では、と思える形になりそうだ。
先月の想定はハズレることになるが、相場が好転してくれるならそんなことはどうでもいいので、ここはペースを崩さず反転の兆しを見せてもらいたいところ。
上値の目安は変わらず33187円と33345円、33600円付近という3段構えだが、下値についても33700円付近まででなんとかなるのでは、と考えている。
これを大きく下回るのであれば、米国とは全く関係なく日本市場に何か問題があるということになる。
今のところは政局不安と為替の動き(円高方向へのシフト)が考えられるが、そこまで気にすることでもないと思うのだが、ネタとして振り翳して煽られると、多少なりとも気にはなることなので、一応注意しておきたい。