昨晩のNYは続伸。
ダウは130ドル高、36247ドルと高値圏を維持。
これで来週、もう一段上に行く準備はできたが、逆にここで下げるようだと天井形成でかなり不利な形になる。
週明けは重要な分かれ目と言えるだろう。
雇用者数は増加、失業率は低下で、ミシガン大学の消費者信頼感指数はプラスとなっていて、以前、経済状況に関する指標は良い状態。
ただ、インフレの度合いからすると安定しているという見方が強ければ問題はなく、週明けのCPIがそこそこの値ならば、市場の反応も悪くはないだろう。
金利についてあまり過激な発言が出なければ、という条件付きではある。
ナスダックも続伸で、、ダウ同様高値圏ではあるが、こちらは一度調整が入っているので、上抜けしそうにも見える。
とはいえ状況的にはあまりダウト変わりはないので、ここで下向くのはあまりよろしくない。
上値余地はもう200ポイントほどあるので、その方向性が週明けに出れば、もう1週間は上昇傾向が続くことになりそうだ。
逆にここでお辞儀をすると、年内の上昇はここまでということにもなりかねないので、来週はダウ同様重要な週となる。
夜間先物反発で週明けの日経平均は反発なるか
日経先物の終値は32520円と320円高となった。
概ね、木曜の下げの半値戻しとなっているので、このまま全値戻しも不可能ではない形だが、月曜に現物がこれを引き継いでいけるかどうか。
チャート上では窓の下限が32726円となるが、自前のチャート上には平行チャンネルの上限が、32650円付近にあり、ここも少し抵抗となるかもしれない。
先物の終値に鞘寄せして寄り付くとしたら、最初の関門が32650円付近になり、次が窓の下限の32726円付近となる。
そこまでクリアできればまずまずで、その上を目指していくなら木曜の安値や終値付近、32800円台までとなる。
一方でそれらが上値抵抗となってしまった場合、下げていくと抵抗ラインはあまりなく、金曜の引値32300円台が目安で、その下になると再度32000円飛び台となる。
週末のNYと夜間先物を見る限りでは、なんとかなりそうにも思えるのだが、実際は場が開いてからとなるので、柔軟に対応をしたいところだ。