昨晩のNYはダウ続落、ナスダックも反落となって引けた。
ダウは70ドル安、36054ドルと36000ドル台はキープ。
高値をつけてここまでよく頑張っていると言える。
後二日保つことができるなら、来週も少し期待できそうなのだが、残りの二日間、新規失業保険申請数や失業率などの指標発表があり、どちらも増加の予想で、ハードルはそう低くない。
尤も、数値の悪化が利下げタイミングを早める、という前向きな見方もできるので、一概には言えないのだが、結局、市場がどう解釈するかで変わってくるため、今の時点ではなんとも言えないのが正直なところ。
ナスダックは寄り付きこそ高かったものの、その後は一方的に売られ続け、結局引けは前日比マイナス83ポイントの14146ポイントだった。
この陰線は少々厄介で、どうせこの位置で終わるのだったら、寄り付きはもっと抑えて欲しかったところで、せっかく前日に戻しかけたのが台無しになった。
この陰線を覆すような上昇があれば別だが、少々苦しい状況になってきたと言わざるを得ないだろう。
後は20日移動平均線が機能するかどうか、今週末まで見ておきたいところだ。
先物290円安、日経平均はSQ控えて頭の思い展開
昨日の妙な上昇を一気に否定して終わった先物の夜間取引だった。
半値押しまでは届いていないのだが、1/3は超えているので、今日の動き次第では明日、再度33000円を割る可能性もある。
逆に、今日持ち堪えるなら、なんとかなるかもしれない。
これを受けての日経平均は、とにかく終値重視の1日となる。
昨日の上昇に対する1/3押しで引けるには、33220円以上が必要で、今日はそこを中心とした33000円台の攻防を想定する。
上値目処は昨日の終値付近の33400円台、下値は33000円飛び台といったところになる。
寄り付きで大きく押してくるようなら、戻りもある程度期待できるが、何れにしても後場が勝負となる1日だと思われる。