昨晩のNYは、ダウが週末の上昇を受けての1/3押し、ナスダックは大幅反落となった。
41ドル安で収まったダウは週末二日間の上げに対する1/3押し程度で収まっている。
ただ、11月まるまる上昇してきただけに、クリスマス商戦が終わるとポッキリ折れてしまいそうな気もしないでもない、
その場合に調整が入るとしたら、32700ドル付近までは考えておくべきだろうが、もうしばらくは今の位置を維持できるかもしれない。
債券上昇は確かにあるが、動きの幅としては大したものではなく、どちらかというと最後の調整段階での動きで、ここから急激に上昇はしないと思われる。
そういた観点から考えると、年末の需給の波が再び始まろうとしている、と考えるのが妥当だろう。
ナスダックはやはり先行して調整が入っているが、ここはもう一段、時間をかけて調整が続きように思う。
ダウとは違って20日移動平均線が近づいてきているので、ここを足がかりにできる可能性があり、その場合は一旦、12月中は落ち着けるようにも思える。
もうしばらくはかかるだろうが、SQに向けて緩やかな下降で済むかもしれない。
その場合は、年末は多少、反発が期待できそうだ。
先物100円安で日経平均は33000円破れ目前
夜間先物取引は100円安の33060円での引けとなっている。
20日移動平均線に腰を下ろした格好になっているが、今日の動き次第ではこれをした抜ける可能性も十分あるだろう。
SQ前の火曜なので、33000円なのか、32750円なのか、32500円なのか、といった所だが、33250円から上を狙うのなら、今日の位置は少々低すぎる気もする。
総じて33000円割れはかなり濃厚と見ていいだろう。
日経平均はこの先物の位置からスタート考えると、やはり20日移動平均線を早々に破る可能性がある。
その場合は下値目処は11月15日の窓埋めとなる32840円付近までは考えておくべきだろう。
その下になると、引ききれてはいないが並行チェンネルの上限32650円付近か、もう一段下なら60日移動平均線の324890円付近までが見えてくる。
一方で、ここで踏ん張る可能性もなきにしもあらずで、その場合、一旦下値をつけた後で戻ってくることになるのだが、その場合は前場の早い時間帯での反発が必要。
その上で33187円の高値ラインまでなら戻りもありそうだ。
ただし、そこまで戻ったとしても、引けにかけて下げていくことになるので、33000円飛び台での引けは十分あると思われる。
今日の上昇があるとしたら、前場にかかっていると言えるだろう。