昨晩のNYはまちまち。
ダウは57ドル高、34500ドルと検討したものの、弱気な印象。
新規失業者申請件数は予想を下回り、景気についてはまたまた見方が好転した模様で、それが利上げ再開につながって株価は落ちるという、なんともな構図が続いている。
NY連銀総裁は失業率は上がるとしつつも景気後退はない、と言い張っているので、これまた少しチグハグにも思えるのだが、何れにしても利上げは続きそうだ。
そういった視点から考えると、もうしばらく調整感が弱まることはなさそうだ。
やはり目先は120日移動平均線あたりまで、34000ドル付近までの調整があるかもしれない。
ナスダックは123ポイント安の大幅続落で窓空け。
日足だけ見ると陽線で頑張った様に見えるものの、やはりこの位置まではきたかという印象。
ただ、終値でレンジ内に戻ってきているので今晩次第では一旦底打ちとなる可能性も少し残している。
金利の懸念による売り圧力とも言われているが、やはり7月、8月の高値に対する調整はまだ続いていると考えても良さそうで、そうなると少々長い下降トレンドに入っているのかもしれない。
夜間先物下落で日経平均は調整入り濃厚
先物は夜間に下落、320円安、32680円となった。
限月が変わって配当落分があるため正確にはまだわからないが、おそらく200円そこそこではないだろうか。
その分を加味しても、32900円程度になるため、日経平均としては調整入りとなりそうだ。
33000円を割れてスタートとなると、32950円付近が昨日までの下値目安だったので、これはもう考えても仕方なく、今度は上値抵抗として33000円を考えることになる。
下値の目安は目先32800円付近、週初の始値になるが、わかりやすいところまで行くなら32500円台だろう。
20日移動平均線がその付近なので、そこまでは頭に入れておきたい。
仮に頑張ったとして上値を考えるなら、33000円上抜けて行って昨日の始値33110円付近まで戻れるかどうかだが、週末でもあるのでそこまでの力があるかどうかは疑問だ。
来週以降の話は、今日引けてから考えることにしたい。