昨晩のNYは続落。
ダウは180ドル安で34765ドルと7月中旬の水準まで下落。
ざら場では一時20日移動平均線の35000ドル台を回復したが、利上げ継続が確実視される中で債券の下落はハイテク株の重石になり、かえって長い上髭となってしまった。
やはり調整はまだ止まりそうになく、一応支持線となりそうな過去の高値ラインはあるものの、ほとんど機能はしなさそうだ。
そうなると60日移動平均線の34548ドル付近が次の下値目安となるが、その位置でオーバーシュート程度で済むような底打ちの動きが見られるかどうかはまだ半信半疑。
120日移動平均線までの調整も念のため覚悟しておくべきだろう。
ナスダックは想定通り続落。
既に6月末の水準まで下げてきており、6月26日の安値13334ポイント目前となった。
ここはそう強い支持線にはならなさそうなので、そうなるとやはりこちらも120日移動平均線の13000ポイントまでを想定しつつ、過去の高値ラインの13181ポイント付近を次の下値目処とすることになるだろう。
先物31700円割れで日経平均も続落の想定
夜間先物は31670円での引けとなった。
日付が変わる頃まではなんとか31900円付近まで値を伸ばしてはいたものの、NYの下落には素直についていった格好で勢いを失い、結果31700円割れとなった。
夜間取引が始まった後しばらく眺めていて買い戻し中心だなと感じていたのだが、結果的にもそのようだ。
これで日経平均は続落濃厚となった。
寄り付きは31700円前後のスタートとなりそうだが、上値は重く31900円台が遠いイメージ。
9時半あたりで買いも多少入ろうが、かえってそれが売りのネタになりかねず、その後の下げはどうしようもないだろう。
下値目処は31371円付近の過去の高値ライン、そこを割ると6月頭にできている窓31150円付近〜31250円付近があるが、あまり関係なさそうなので31000円の節目が次の目処、オーバーシュートならその下の120日移動平均線30871円付近までとなる。
そこまで一気にとは思いたくないが、今週末までのことを考えると価格は覚えておいても損はないと思われる。
一方、可能性は薄いが高値目処は60日移動平均線の31985円付近が限界だろうか。
望みは薄いが32000円台回復は夢でもなんでも一応書いておかないとならないだろう。
今日はどんなに良くてもそこまでで、どちらかと言えば下値模索を続ける時間のほうが長い1日となるだろう。