2023年8月15日の日経平均は179円高、32238円で大引けを迎えた。
2つの移動平均線に挟まれた格好で日足が収束しつつあるように見えるが、これがいつどちらかにブレイクしていくか、気になるところだろう。
ちなみに先物のクロージングも似たような位置だったが、ナイトセッションに入った途端に下げ始め、17時過ぎた時点で32000円飛び台となっている。
先物の動向次第ではあるが、この32000円〜32500円のレンジ相場はお盆シーズン明けと共にどちらかにブレイクしていく可能性があり、それが明日なのか明後日なのか、タイミング待ちに入ったと言って良いかもしれない。
素直に考えれば弱気
この時期でこの状況では、素直に考えたら弱気になる。
形や位置は違えど、昨年8月は17日をピークにして下げ相場となり、9月のSQ直前まで下げ続けたのだが、これがどうしてもかぶる。
ただ、去年と違うのは、恐らくだが休み前に買い持ちのままでお盆に入った投資家はそれほど多くないのでは、という点くらいだろうか。
ただし、昨年の場合は有無を言わさずにSQ過ぎまで上昇しての下落だったが、今年は既に8月1日に高値をつけての下げと調整の局面に入っていて、少なくとも去年の様な急落をする場面でもないとも言える。
何とも悩ましい状況ではあるが、かと言って買われる要素が何かあるかと問われると、お盆休み明けで資金が余っている投資家が買いの手を振ってくれるくらいしか思いつかない。
つまり、今週末くらいしか上がる要素が見当たらないのも事実で、来週からは月末に向けての相場になっていくため、上値を目指すにはさらに難しい時間帯に入っていくため、結果的に弱気を維持するしかないのが実情といったところなのだ。