昨晩のNYは続落。
ダウは一時35500ドル付近まで上昇したものの、午後から急落、結局150ドル安の35065ドルで引けとなった。
アップルの業績不振というニュースや雇用統計の結果を踏まえて、とのこともあるだろうが、どう考えても午後まで高くてその後の急落というのは、タイミング的には需給バランスが安定していない証左だろう。
13連騰の調整がまだ続いているとも思えるので、一旦、20日移動平均線で止まったことを踏まえて、週明けの動きでそれ以降を判断することになる。
8月直前まで高かったのだから、反動で8月いっぱいは調整が続いてもおかしくない。
ナスダックも
ここで20日移動平均線を割り込んだままなのは少々分が悪い様に見える。
60日移動平均線と今年3月から引っ張っているトレンドレンジの下限が概ね一致しているので、おそらく最初の下値目処はその位置付近となりそうだ。
来週一気に調整に入るなら13600ポイント付近、もっと激しいなら一気に13500ポイント割れもあるだろうが、底堅く推移できるならそう大きく落ち込むこともないので、週明けの動向次第とも言えるだろう。
いずれにしても、直近はあまり強気になれそうにない。
金曜の戻りも夜間で帳消し、日経平均は仕切り直しスタート
夜間の先物取引が、NYに引きずられてなのか、はたまた他の理由があってなのか、結果として金曜の日中終値を再度32000円割れまで引き摺り込んだ格好。
正直、金曜の大引で、60日移動平均線から離れられたと思ったのだが、そうは問屋が卸してくれなかった。
金曜の引け後の記事も書いた通り、31930円を割れるかどうかで上か下かが決まってくると思われるため、ちょうどそこで先物が引けたのは何の因果か。
素直に考えるなら、週明けは32000円割れからのスタートとなるのだが、プレオープニングなどがあるためそこで買い戻されたりするなら、週末の引値付近で始まることも可能だろう。
従って、月曜の朝にならないとなんとも言えないのだが、仮に32000円割れてスタートした場合でも、やはり月曜の終値ベースで31930円を割れていなければ、ギリギリなんとかなるはずなので、相場には頑張ってもらいたいところだ。
仮に破れて終わると、少し前の記事から書いている通り、31000円台の下げステップがあるので、SQ前の木曜に31000円付近か、はたまた31000円割れまで持っていかれるかもしれない。
一方、ここで踏ん張って、金曜の続きを月曜から演じてもらえるのなら、日経平均は奇跡の33000円奪回も、夢ではないだろう。
あまり現実的ではないのだが、それくらいの夢は見てもバチは当たらない。
実際は32500円くらいまでの戻りとなるだろうが、月曜火曜の動き次第では、可能性がまだ残っている、とだけ覚えておこうと思う。