昨晩のNYは続落。
ダウは66ドル安35215ドルと調整継続。
日本の日経平均とは違い常識的な範囲の下げ方が羨ましい限りだが、もう少し調整が必要になってきているようだ。
雇用統計前の様子見もあるだろうし、金利上昇に対する警戒もあるだろう。
13連騰のツケもあるので、35000ドル割れも致し方ないかもしれない。
ただ、20日移動平均線を割るともう一段下に向かうので、34700ドル付近までは警戒しておくべきだろう。
ナスダックは流石に今回の調整は厳しそうだ。
20日移動平均線を割り込んでおり、こうなると14000ポイント割れ付近まで支えが見当たらない。
今晩次第ではあるが、持ち堪えるなら再度移動平均線の上に戻って引けないと、来週も調整が続く可能性が高そうだ。
先物主導での下げに日経平均はどう対応するか
昨日の記事で書いた下値目処に先物がすでに到達してしまった。
60日移動平均線に乗った格好での引けは、良く保ったと言う感想よりも今日これを更にした抜くのかという不安の方が大きい。
どうしても31370円が気になって仕方ないのだが、ここで指数のチャートを見てみる。
先物の終値にさや寄せするなら31900円付近の60日移動平均線付近からのスタート、良くて32000円飛び台のスタートだろうが、やはり下値は31371円の過去の高値が目処になりそうだ。
値幅的には十分な下げになるので、売り方が納得できるなら止まるのだろうが、昨日前場に少々買われていたのが気になる。
落ちるナイフとまでは言わないが、やはり早い買い出動は翌日の下げに後悔に変わることも多く、そうなると投げが投げを呼ぶ展開にもなりかね無い。
ここは下値目処を31371円としておきつつ、前場に達成した場合は後場反発よりも更に下抜けを気にするべきだろう。
一方上値については昨日の安値、終値が目処で、とにかく32000円台で今日引けることができるなら来週少し楽になるのだが、それができるかどうかだろう。
奇跡が起きるなら32500円くらいもあって良いだろうが、まあ絵に描いた餅よりも怪しい話だ。
寄り付きは仕方ないだろうが、その後、すぐにでも32000円台に戻れるのなら、チャンスはあるかもしれない。
下値は何度も書いているが60日移動平均線の31900円台、その下は31371円になるが、今日はないにしても一応31000円割れも頭の隅に置いておく。
ギャンブル買いするにも慎重になるべきだろう。