週末のNY市場は反発で終えた。
何故かしら世界的に揺れた金曜日だったが、終わりはどれもほぼプラスでの引けとなっているようだ。
日経平均も結果プラスで引け、先物も夜間に伸びを見せ33100円での引けとなっている。
このまま引き継ぐ形で週明け相場が始まるとしたら、7月6日から実に16営業日ぶりの33000円台返り咲きとなる。
月曜は7月最後の日となるが、翌日から始まる8月は換算となる夏相場の始まりでもある。
SQを2週後に控えた今週、日経平均はどう動いていくだろうか。
前半は日銀イベントクリアで上昇
先の通り先物の先週末終値を受けて週初のスタートは33000円台を期待して良いだろう。
その上で、そこからさらに買われるかどうかがポイントとなる。
33100円台をスタートとした場合、まず目先は33187円のライン。
ここは早々にクリアしても良いだろう。
ただ、そこから先は少々遠くなりそうだ。
遅くても週後半は重い展開
33187円のその上の33345円のラインは、正直いうと少々遠くなる。
チャートで見るだけならすぐそばなのだが、そこまで上値追いをするには少々難があると思われる。
というのも、先々週(7月22日)までの対内投資を見ると、3週にわたって買い越しにはなっているものの、金額的にはそれほど大きくはない。
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/itn_transactions_in_securities/week.pdf
(対外及び対内証券売買契約等の状況 by 財務省)
そう考えると33000円台で積極的に買い続けることは想像しづらく、良くてこれまで通りと考えてもそう上値を買い上がることはないだろう。
つまり週明けは高く始まるが、そこからの上値追いは期待出来ないと考えると、少なくとも週後半、早ければ火曜からかなり重い展開になる可能性があるということだ。
その場合、上値目処が先の33345円となるが、下値はというと再度の33000円割れが目安で、そこから下は少々自信はないのだが、32500円までは考えられるだろう。
8月3日あたりからの流れに注意
こうして考えると、週初はいいとして、その流れが火曜まで続いていくなら水曜まではある程度安泰と考えられる。
そうなった場合は木曜あたりから変化が出てくる可能性が高い。
また、月曜だけが高くその後失速する様なら、火曜水曜を経てやはり木曜あたりに決定打となる動きが出てきそうだ。
何れにしても8月の1週目は、翌週のSQを控えた週後半に要注意だろう。