2023年7月28日の日経平均は131円安、32759円で大引けを迎えた。
日足だけ見ると底打ち確認ができた1日でよきかなよきかな、といった感じだが、実際は乱高下のひどい1日だった。
5分足で見るとこうなる。
一時32100円を割った時間帯もあったが、その後朝の想定の最低ライン32320円はクリア、結局32725円の引けとなったのは、全てよしとは言わないが終わりよければ、と言った格好だ。
こう言った動きは先物に対するアルゴリズム取引が主体になっていると思われるが、本当に迷惑な話だ。
終わってみればほぼ高値の位置での引けは、本来後場を使ってそうなるべきだったのが、12時半に一気に変われすぎたのが原因で、これもアルゴによるものだろう。
とにかく、終わってみればこの位置で、まあ結果としては良かったのだが、そこまでに至る過程で振り回された投資家たちは、そこそこ傷ついたことだろうと思うと、なんともやるせない。
夏休み突入、月末、閑散相場入り
来週月曜が月末で、その翌日からは8月。
ぼちぼち夏休みに入っている投資家も増えてきているだろう。
そんな中でも相場は続くので、だんだんと閑散相場となっていく。
そうした中で8月のSQが2週間後となってきた今、そろそろゴールも意識されてくるのだが、オプション建玉の残高を見ると、プットの30000円が際立っている。
威嚇目的だけでこれだけ大量に買い付けることなぞありえないので、となるとそこをターゲットにしている可能性も十分あると考えられる。
30000円を想定するとなると、遅くとも来週後半からの下落に備える必要があり、その兆しを考えるのなら週明けの後、火曜か水曜あたりの動きが注目される。
逆にそれまでの間は、大きく下げることがないと判断して良いと思うが、それすら考える暇なくノンストップで下げていくなら、今晩のナイトセッションにもそれは現れるはずだ。
今晩はその辺りも気にしながら夜を過ごすことになりそうだ。