7月6日から急落していったドル円相場は7月14日に漸く底打ち、その後数日間130円台にとどまっていたが、先週木曜の7月20日に140円台回復、先週末は141円82銭まで回復している。
この時点で急落分の半値戻しは達成済みなので、ここからはどこまで戻っていくかを探る展開になる。
目先としては急落時にあっさりした抜けてしまった昨年11月高値の142円25銭となるが、これを抜けると再び145円付近が目標になるのだが、その高値付近を中心に今週は揉み合う展開が予想される。
FOMCはまだしも日銀会合が終わらないとはっきりしない部分もあるからだ。
YCC修正の可能性は薄い
以前から書いてはいるが、現状でYCC修正の可能性はない。
ただ、あれだけ内外のマスコミがYCC修正があるように誘導していたことだから、何かしらのニュアンスが発表内容に盛り込まれる可能性はあるかもしれない。
そういった細かい切り取りを大々的に引き伸ばして大ごとにするのがマスコミの仕事だということは、改めて認識しておくべきだろう。
そのため、YCC修正はなくとも何らかの円高誘導につながるような言葉をマスコミが強調したら、要注意だ。
その時は再び円高に触れることになる。
逆に円安方向に大きく動くこともあるだろうが、それについては今の所日本市場からするとまだ助け舟になる範疇と思われるので、それほど気にしなくても良いと考えている。
何れにしても結果は今週末には出ているので、そこから再度の動きが実際にどうなるかは、その時までお預けだ。