昨晩のNYは続伸。
ダウ366ドル高で34951ドルと、昨年12月の高値をクリア、35000ドルに迫ってきた。
先月のSQ直前にもこのような大幅な上昇があったのだが、今回は銀行の決算とマイクロソフトの高値更新が大きかったようだが、買い戻しも幾分あっただろう。
ここで上抜けたということは、すでにFOMCの利上げ再開は織り込み済みということだろうか。
昨晩発表の小売売上高は予想を下回ったのだが、景気判断に大きく影響するものではなさそうで、かえってインフレ抑制が機能している、という判断でもあろう。
週後半は昨晩の調整も入るだろうが、FOMC前に吹っ切れてきたことがFOMC後に功を奏するなら、もう一段の上昇もありそうだ。
ナスダックも続伸で高値更新、昨年3月の高値にまた一歩近づいた。
このまま上昇トレンドを形成できると、SQとFOMCを超えたあたりで達成できそうな気配だ。
もちろん上手くいけば、だが、すでに利上げに対しては織り込み済みとも言えるので、案外確度は高いように思う。
日経平均は33000円が見えてきた
NYが続伸で日経先物の夜間取引は高値32800円、終値は32730円と上抜けてきた。
これで33000円が見えてきたのだが、6月のSQ後のように一気に抜けてくるのか、ここ最近のように探りながらの上昇となるのかは場が開いてみないとわからない。
先物チャートでの上値目処としては33100円台で、現物の方は33190円付近となる。
これは過去(1990年7月)の高値のラインになるが、その前に心理的な節目の33000円が待っている。
昨日の段階での想定では、32780円を抜けてくれば33000円まで、というものだったが、先物に鞘寄せできるならこの条件はクリアしそうだ。
そういったスタートを切れるなら、今日の下値目処はまずは昨日の終値32493円までと考えて良いだろう。
これを割り込むと32200円台が見えてくるのだが、昨晩の先物の上昇がハリボテとも考えにくいので、あまり無いと思っている。
今日くらいは良い気分の1日を過ごしてみたいものだ。