ドル円が反発、141円台に入っている。
先日まではFOMCの利上げ停止からドル売りが目立っていたが、ここへきて急に買われ出した。
FOMCでは6月の利上げは見送りとなったが、年内の利上げ幅をを0.5%とした。
これがサプライズとなっての反発との見方が多い。
6月入ったばかりの頃は142円を上限としてドル高方向と考えていたが、その後弱含み円高方向に振れていた。
日銀のYCCに変更はないものの、何かしらのサプライズがあるのではといった思惑も聞かれていたのだが、ここへ来てそれがパタっと消えて、今度は金利差拡大を言い始めている。
相場なぞそんなものではあるのだが、1週間もすれば状況が一転することもよくある。
まずはここから142円まではあるという前提で、その先を考えてみたい。
142円の上は145円台まで
昨年11月の急落から半年以上が過ぎ、未だにその位置には達していないが、仮に142円をクリアしてなお騰勢が続くのあれば、目指すは145円60銭台だろう。
抵抗線としてチャートには書いてみたが、この位置である。
目先の上値目処142円25銭付近からすると、3円も上になるのだが、流石にそこまで難しいのでは、と思える。
尤も、日銀でのコメントに何かしら円売りの要素があるならば、それも可能かもしれないが、今の状況を鑑みるに現状維持とは言え円安容認発言はないだろう。
そう考えると今の141円台も明日には萎んでしまう可能性もあり、145円は夢のまた夢、とも言える。
とはいえ、一応頭に入れておいて明日の日銀の結果を待ちつつ、ドル買いポジションについては有利なものは少し残して利食い不利なものはLC、売りポジションはグッと堪えるのもありだろう。
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