FOMCの結果はほぼ想定通り、今月利上げは見送りで7月以降の利上げ示唆があった。
若干のサプライズとして、金利上限が5.6%まで引き上げられたことくらいだろうか。
結果、昨晩のNYはまちまち。
ダウは232ドル安の32979ドルと33000ドル割れで引けたが、NASDAQは53ポイント高とプラスで引けている。
ダウは材料の出尽くしと確認、FOMCの結果を受けて今回の利上げ見送りと7月以降2回の利上げ予想発言を受けての反落と考える。
難しく考えずにここまでの上昇に対する調整と考えるなら、ちょうどいい押し目となるだろう。
NASDAQとS&P500はともにプラスでの引けとなり、今回のFOMCはほぼ想定通りで先行きに対しても問題ないという認識の現れだと思う。
ダウはこの後、SQまでの間、再び騰勢を強める形で34700ドルの昨年高値を目指すことになるのではないか。
NASDAQについても高値更新はSQまで続きそうだが、どこかで再度押し目があってもいいかもしれない。
週末あたりはタイミング的にそうしたチャンスにもなると思われるが、その前にもう少し上値追いは続きそうだ。
昨晩の先物は乱高下、日銀会合と合わせて日経平均も波乱ありか?
昨晩の日経先物ナイトセッションは、高値34760円の後ダウの反落についていく形で34200円台まで下落し、FOMCの結果が出た頃に再び上昇し始めて元の位置に戻ってきた。
これが何を意味するのかは正直わからないが、ダウ同様、ここまでの上げに対する利食いや調整だとしたら、そう心配はないだろう。
ただ、ここしばらくの日中の動き方は、前場寄り付きが高くその後調整に入り、後場1時頃から再び買われていくパターンなので、今日は前場の調整がどのくらいになるか、後場の1時過ぎに買いが再び入るのか、といったところが注目される。
加えて日銀の金融政策決定会合が始まる中、さまざまな憶測や発言、解釈が飛び交うため、その内容次第で乱高下はあるだろう。
トレンドが掴みづらい動き方になりそうなので、デイトレはスピード重視の対応を迫られる1日となりそうだ。
スイング派はここでは無理せず、冷静に押し目だけ探し、週末の「もしかしたら解散」イベント対策として良い1日になるかもしれない。
下値目処、上値目処は先物の高値安値で良いと思うが、明日の日銀の最終結果を待たずして34000円トライなら、やはり後場に注意。
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