先週末、日経先物が一時32500円まで戻したものの、その後失速、ナイトセッションの終値は32250円だった。
上髭の日足はあまり幸先良くない形で再度おしめを作りそうな気配。
SQ前日に31370円まで一応押しての戻りなので、今日は二番底確認、という単純な形になるなら再度の上昇も期待はできるかもしれない。
現物のチャートはもう少し楽観的に見ることができる。
SQ終値は32265円と先物のナイトセッション引値と変わらないが、上値をさらに狙いに行くこともできそうな形だ。
ナイトセッションの先物がどれくらいの影響があるのかはわからないが、終値の位置が同じなら、途中経過はそこまで意識することもなかろう。
先日の高値から一気につけた安値だが、これの半値戻しはすでに達成しているので、半値戻しは全値戻し、ここは再度高値奪還を目指す、という楽観的な見方で一旦考えておく。
FOMC前のダウはそれでも上昇傾向
米国市場は週末小幅の続伸となった。
日足で見ると、ダウは陽線で上値余地はありそうに見える。
今日は重要指標はないが、明日の晩、CPIがあるので、それ次第で少し様子が変わるかもしれない。
もちろん、火曜から始まるFOMCが最も重要なのだろうが、CPIの結果も含めて景気動向が利上げに関するコメントに影響することを考えると、上昇期待は持ちつつも結果待ち、という形になりそうだ。
上手く行くなら上昇傾向を続けることはできるだろう。
一方、NASDAQはやはりFOMCの利上げ見送りを織り込んでいるように見えるため、どちらかというと7月以降に対するコメントに注意が必要だろう。
仮に7月に利上げがもう1回ある、としたとしても、9月以降は再度様子見となるなら、ハイテク部門含め悪い話ではないと思われる。
相変わらず半導体部門に対する期待は大きいので、もうしばらくはこの形が維持されるのではないだろうか。
ダウにしてもNASDAQにしてもFOMC通過までは大きく動くことはなさそうで、様子見からの切り返しを期待したいところだ。
ドル円の行方が難しい
ドル円は142円までの期待があったのだが、どうも難しくなってきた。
レンジ内ギリギリを這っているように見えるのだが、どうも分は悪そうだ。
138円70銭付近から下になると138円割れが見えてくるので、まずはその確認をしながらの推移となるだろうか。
逆にそこを耐えるならもうしばらく、140円へのトライは継続できそうなのだが。
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