昨晩のNYはまちまち。
ダウはエネルギーセクターの上昇でハイテク株の下落を補ってなお続伸、91ドル高33665ドルと健闘。
とはいえ前日の高値からの調整の範囲でしかなく、もう一段上に上がっていけないとせっかくの一昨日の上放れ機運が萎んでしまう。
FOMC前で難しい時間帯でもあるので、ここは横這いで凌いでいけないだろうか。
一方のNASDAQはそんハイテク株の下落が大きく影響し、大きな調整となった。
171ポイント安は三日分の上げを帳消しにしており、ここまで順調だった上昇基調にイエローシグナルとなっている。
一旦調整となった場合、13000ポイント割れは必至で、最悪20日移動平均線あたりまでが視野に張ってきそうだ。
日経先物は一時32000円回復も引けは31840円と元の位置へ
日経先物ナイトセッションは引けこそ31840円だが、ざら場では一時32000円まで伸びた。
調整や空な状況ではあるが、SQ前でもあり、もう500円程度の調整の後、SQ後に再び動意づく可能性は無きにしも非ず、といった形になっている。
その場合は再度32000円を目指していくのだろうが、これまでとは違って緩やかな動きを希望する。
さて、それらを受けての日経平均だが、今日は昨日の下落をどう受け止めるか。
先物による援護も足の引っ張りもほとんど無く、素のままで立ち向かう今日の相場だが、下には大きな窓が空いており、これがどう影響するか。
今のところ大きな崩れは見えそうにないが、SQ前でもあり、用心は必要だ。
32000円と言う用事が済んだと言うことであれば一気に売られる可能性もあるが、アイランドリバーサルのような派手な形にはなりそうに無いので、意外に調整だけで済んでしまうかもしれない。
窓を埋めるような動きになってくるなら31500円程度まで、その下もとなると先日の31371円の過去の高値ラインが目安となろう。
反対に、ここで短期調整完了で反転となるなら、再度32300円程度までは反発もあり得る。
とはいえ、昨日の下落を覆すようなことはまずできないだろうから、ここは自立反発程度の見方であまり期待はしないほうがいいだろう。
ドルは140円台に復帰
ドルが再び140円台に入ってきた。
FOMCまで1週間を切っており、まだ難しい時間帯ではあるが、予想通り6が吊り上げ停止で7月最後の利上げということであれば、一旦短期的にはもう少し買われてもいいかもしれない。
そうなるとやはり141円〜142円が限界とも思えるので、その程度のことと眺めていくのがいいだろう。
派手な動きは期待できないが、FOMCでの発言には揺れる可能性もあるので、来週はダウも含めて要注意期間となる。
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