日経平均はついに天井─SQまでは32000円前後維持も可能だがその後は不明

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2023年6月7日の大引け、日経平均は592円安の31913円と5日ぶりに反落して取引を終えた。

日経平均(CFD) 日足

寄り付き直後に32706円というバブル後高値を更新したのち、前場のうちに急落、一時32000円割れまで落ちたがその後は持ち直し、後場に入っても32200円台で推移してはいたが、引けにかけて再び売り優勢となり、前日比500円を超す下げとなった。

高値から計算すると今日の振れ幅は800円弱かなりのボラティリティだった。

朝方の記事では警戒感もなく「33000円も」などと書いていたが、どうやらフラグだったようだ。
(ちょっと反省)

下値予測も大雑把で、大きくそれを下回っているし、少々浮かれ過ぎていたようである。

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チャートとしては天井を示唆

昨日の陽線を完全に包む形の陰線は、トレンドの転換を示唆する形(つつみ線)で、どうやらようやく日経平均は天井となりそうだ。

「なりそうだ」と言うのは、SQ前でまだ無茶な動きをする可能性もある、という意味で、明日大きく下げないのであればSQは32000円を取ってくる可能性はある。

オプション建て玉は先週の段階で32000円のコールがベースになっていたのだが、昨日今日でそれらが反対売買されたとしたら、用は済んだのだから、このままダラダラと下げてもいいかもしれない。

先物の手口では外資系は売越しが多く、国内勢の買越しが目立つが、オプションの建て玉としてはコール買いを持っているので、デルタヘッジをとっているのなら32000円にこだわる必要はないだろうから、そうなると素直に下落と考えてもいいかもしれない。

ただ、この天井形成が短期で終わる可能性はゼロではなく、SQを超えて再び外資の買いが始まるとも限らないので、SQ後の動きにも注意が必要だろう。

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