台風の迫る中、日経平均は先日のざら場高値更新に続き終値ベースで1990円8月1日の高値31371円を抜いて引けた。
先日の高値更新は日経先物に鞘寄せした始値での更新で、その後はざら場高値31560円をつけたが、今日はこれには僅かに届かなかったものの終値ベースでの高値更新は立派だ。
一昨日の段階では調整入りかと思えたが、どっこいそんな雰囲気は跳ね返しての昨日、今日の上げ方は、個人投資家がついてこれていないかどうかは別にして、十分な結果と言えよう。
尤も、来週以降は今晩のNYと日経先物のナイトセッションに下駄を預けることになるため、必ずしも安泰というわけではない。
NY市場の動向
NY市場では、今晩発表の失業率と雇用者数の結果によって景気判断が再び行われるだろう。
解釈の違いはあるかもしれないが、FOMCまではまだ10日以上あるため、ここで方向性が確立されるわけではないが、これまでの経過を辿れば概ね「利上げ見送り」という言葉が妥当だと思う。
まだリセッションやリフェレーションといった形にはなっておらず、かといってインフレが治ったわけでもない状況では、いわゆる様子見を続けていく、という格好になると思われる。
また、ここまでダウはかなり重い状況なので、もしかするとすでに織り込み済みで、FOMCをきっかけに出尽くしで買い戻しによる上昇といったことも考えられはするので、そう悲観的になる必要はないのdはないだろうか。
一方のNASDAQは順調の値を上げてきており、うまく押し目を作りながら高値を更新、次のステップへと進んでいるようだ。
こちらはFOMCを境に反転する可能性もなきにしもあらずなので、FOMC前後は注意が必要だろう。
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