東京市場大引けの日経平均は440円安の30887円となった。
後場には一時542円安まで下げたものの、引けにかけて戻しての440円安だった。
昨晩の日経先物の引値にサヤ寄せして始まった本日の市場は前場利食いや手仕舞いの売りなどが先行した結果下がったところで、逆にここまで踏み上げられていた売り方の買い戻しが入っての戻りもあってか、一時、日足は陽線となったが、それも後場まで保たず、31000円を割ると2度と戻ることはなかった。
なお、先物も前日比530円安の30850円となり、大きな陰線となった。
ダブルトップで天井形成
これで日足チャートは高値を2回つけた格好のダブルトップとなり、調整が色濃くなった。
おりしもドル円が軟調となり、ドル売りやら円買いやらと言われているが、いずれにしても円高方向に触れている現状では、先物も動きづらくなり手仕舞いも多いことだろう。
今週はまだ2日あるが、今晩の米国債務上限問題に関する上限撤廃の採決が無事終われば、少なくとも日本株や日経先物でのヘッジは必要なくなるため、その分は手仕舞いもあるだろうし、月替わりの昨日から調整に入り始めたことを考えると、ここからの反転は少々難しそうだ。
とはいえ、完全に下げの勢いに飲まれたわけでもないので、ここは冷静に押し目を探しながら下値の確認を続けていきたいところだ。
一応今晩の下値目処は5/25の始値や一昨年9月の高値付近の30600円台で、逆に上値は節目の31000円と言ったところだろう。
まずは今晩の先物の動きを注視したい。
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