昨晩のNYはまちまち。
ダウは50ドル安の33042ドルで引けたが、ざら場では33000ドル割れもあり、長い下髭の陰線となっている。
やは未だ債務上限問題が燻ったままのようで、やはり今晩の採決を超えないとはっきりしなさそうだ。
ここをクリアできれば再び移動平均線を抜くチャンスなのだが、逆に頭を抑えられてしまうと6月はくし位展開がさらに続くことになる。
一方、NASDAQは高値を更新。
陰線引けではあるが、今晩次第ではまだこの伸びが続く可能性はある。
半導体に対する買いの集まり方が衰えていないので、逆にこれが止まるとNASDAQは反転しそうだ。
とは言え、日経平均のような無茶苦茶な上げ方ではないので、押してなお強しという形も可能だろう。
債務上限問題の後のFOMCと金利の行方が鍵になると思われる。
日経平均は足踏み
日経先物が昨晩は反落した。
見た目は天井形成中のような踊り場形成中の方などっちとも言えるような形だが、下げた理由が為替だったりすると少々複雑だ。
これを引き継いで始まる日経平均としては、今日は横這いから調整が余儀なくされることになる。
31100円台が鞘寄せの価格となるため、不安定な形ではあるがダブルトップを形成しそうな気配。
形的には不利な状況になってくるため、今日、31000円を破れると一気に500円安という日になりそうで、これを踏ん張れるかどうかは相場次第となる。
ドル円の動きから見ても先物の援護射撃は難しそうで、それなりの下げは覚悟が必要かもしれない。
逆に、インバース勢はここで逃げるチャンスなので、信用倍率や空売り比率の減少が見えるかもしれない。
為替は口先介入を振り払えるか
昨日の三者会合をきっかけにドルが売られ始め、140円を割った位置となった。
この口先介入(現時点では、だが)がどこまで効力を発揮するかはわからないが、この後本格的な介入があるなら、一気に円高に触れることだろう。
米国金利の行方を把握した上での判断となるだろうから、今はまだ時期尚早とも思える。
ここは一旦止まって再度元の位置に戻るくらいはありそうだが、引き続き関係各者の動向には注意が必要だろう。
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