日経平均終値は30682円と275円安で大引けを迎えた。
朝は先物にさや寄せする形で窓を空けての寄り付きとなったが、ざら場ではこれまで同様の強さを見せ、一時昨日の安値を抜いたが長くは続かず、窓は作らない日足チャートで引けることとなった。
こうなると調整色は強くなっていくので、明日は5/11の安値からの上げに対する1/3押しの位置、30550円あたりの意識となるか、もしくは半値押しの30200円あたりまでがターゲットとなるかどうか。
これまでの様な先物主導であれば、ナイトセッションで下げることもあるだろうが、昨晩の様に結果的には大引けの位置近くまで戻ってくることも考えられるので、あまり下値計算もし易くはないのだが、いずれにしても調整は続くと見て良いだろう。
ちなみに連休前の4/27を起点とするならば、先の30200円の位置は1/3押しに当たるので、そういう意味ではこちらの方がターゲットとしては正しいのかもしれないが。
何処までではなくいつまでか?
下値計算はいくつかパターンがあるのだが、日柄から考えると月替わりが1つの目安となる。
月内最終が来週月曜日で、そこは休みを挟むから金曜にはそういった処分が出やすく、そうなると少なくとも今週一杯は最低でも調整が続くことになる。
尾を引くとそれが月末まで伸びるので、これまでの経過を考えると、意外に長い調整が入りそうだ。
米国の債務上限問題は少なくとも今晩は片付かない様なので、ダウも下げ基調は続くものと考えられる。
そうなると調整の止まる手がかりがなくなるので、残るは為替。
こちらもFOMCの金利問題が鍵となっているのだが、ここから更に円安に振れた場合に相場がどう反応するか。
円安歓迎であれば止まるだろうが、ここまでドル円の上昇が並行してきた日経平均の上昇だけに、円安がきっかけで調整が終わるというのも考えにくい。
かといって円高になれば調整が止まるのかというとそれも変な話なので、ここは当てにならない、とすると、あとはFOMCからのダウ反発を待つくらいだろうか。
まだ2週間も先の話となるのだが、今の所の材料だけだと、月替わりか、FOMCか、この二択くらいしか思い浮かばないのが正直なところだ。
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