昨晩のNYは大幅な反騰となった。
ダウ408ドル高で33420ドルと33000ドル台をキープ、NASDAQは12500ポイントを超えて高値更新、S&P500も5月頭の位置に戻ってきている。
33000ドル割れをかろうじて防いだダウは昨晩大幅な反発となり、下落イメージに待ったをかけた格好。
米国債務上限問題はまだ片付いていないが、当初よりもトーンダウンしていることから出口はもう見えていると考えて良いだろう。
そもそもデフォルトするするといって過去1度もデフォルトを出したことのないプライドの高い基軸通貨国が、そんなことを許すわけもなく、ネタや動機づけに使われているだけだろう。
メディアの論調も楽観的なものに変わってきている。
これを受けてさらに騰勢を強めたのがNASDAQで、再度高値更新となっている。
総じて米国市場は、先の金融不安の折り込みと債務上限問題解決の糸口を見つけたことで、残るはFRBの利上げ停止ネタとなり、ターゲットが6月13日と14日になったのではないだろうか。
その前の6月頭の失業率発表は、FRBの前哨戦。
一応、今晩SQがあるのは覚えておくべきだろうが。
460円高で引けたナイトセッションの日経先物
驚いたのは日経先物ナイトセッションの動きだ。
多分上がるだろうとは思っていたが、ここまで上がってくると、もう好きにしてくれとしか言いようがない。
最近相場を賑わせたビ花壇の締め上げのような上昇ぶりだが、これで2021年9月の高値更新が見えたようだ。
これを受けての日経平均は、次のターゲットは同じ2021年9月の高値となる。
すでに先物が500円台に載せているので、窓を開けての上昇となって実質300円ほどの位置になるので、届かなくはない。
木曜ということもあるので、一応一区切りのタイミングでもあるから、できれば前場にクリアした方が楽なのでは、と思っているが、ここのところ予想を上回る動きばかりなので、終日強い結果に終わってもおかしくはないだろう。
日経平均はまだ上がるのか?
一応これで次の節目が見えてきたので、これを本当に天井とするのか、単なる通過点としてもっと上がるのか、なのだが、こればっかりは外資の方々に聞かないとなんとも言えない。
ダウの鈍さを日経平均でカバーしていたというだけならここまでしなくてもとも思えるし、他に理由もあろうが、ここで仕込んだのなら6月のSQはどうなるのだろうということも考えたくなる。
ずっと買い続けるわけにもいかないだろうが、ヘッジファンドなども締めの関係で今月は本来ならとっくに整理整頓できているはずがここまで引っ張ったのだから、残り一週間ほどでこのままロールオーバーということにするのだろうか?
かなり無茶な状況を作ったのではと思いたくもなるのだが、実際は明日と月曜を見てから出ないと答え合わせはできないだろう。
まずは似非三空を実現した日経平均の動きと、ここまで引っ張ってきた先物の動きを眺めて、今日もあれこれ考えながら過ごしていく。
上値は30800円台で、仮に、仮に下げるなら、昨日の終値付近が目処ではないだろうか。
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