昨晩のNYは大幅続落。
ダウは一時500ドルを超す下げ幅となっていたが、午後になって買い戻され、367ドル安の33684ドルで引けた。
S&P500もNASDAQも同様に1%超の下げ幅だった。
パック・ウエストやウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションなどの地銀が急落し、マスコミは更なる銀行破綻の憶測記事が流れた結果と言えよう。
ただ、午後になって徐々に各指数は戻ってきており、FOMC待ちであることには変わりなさそうだ。
引値が20日移動平均線を上回っているものの、長い下髭の突き抜けはかなり弱気を示しており、まだ余談は許さない状況と思う。
下髭の先は4月26日の続落時の位置に近く、27日の記事でFRC破綻に続く話が出て来た際に関して触れていたが、概ね想定した範囲の状況になりつつある。
この時はまだFOMCまで日があったため、戻りは予想できたのだが、今回は直前ということもあって、明日の結果次第でどうなるのか、見極める必要がありそうだ。
尤も、ここから反発、上昇となるには、よほど投資家たちの機嫌が良くなるような話題がない限り、5月の需給を考えると難しいように思う。
特にヘッジファンドはこの5〜6月にリバランスや組み換えを行うことが多いので、なかなか安定しないことが多いのだ。
そう言った意味では、FOMCがどのような結果となったとしても、何らかの理由をつけて下げに転じていくのではないか、という予想をしている
連休の間の先物もFOMC次第
一方の225先物は、やはり昨晩500円安までつけたあと、買い戻しが入って300円安で引けている。
こちらも長い下髭ではあるものの、まだ20日移動平均線が下に控えていることもあり、調整するにしても下げ余地がまだあるという印象。
28500円程度までの下げは見込めるが、いかんせん連休に入ってしまうため、現物はどうしようもなく、ここは先物の動きだけとなる。
つまり、5日のNY市場が終わった時点での位置が、日本の5月8日のスタートとなるので、それまではまな板の上の鯉でしかない。
今晩や明日の動きを眺めつつ、週末を待つ。
連休は連休として、相場は忘れて過ごすことが多分最善であろう。
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