イエレン長官の発言で米国の金融不安が払拭されたかどうかはわからないが、市場は好感、ダウは1%の上昇で、32560.6ドル、、ナスダックは1.6%超の上昇、S&P500も追随する形で昨晩は引けた。
First Republic Bankも30%以上の上昇を見せ、地方銀行も反転上昇となったようだが、これで一旦は収まった形。
後は今晩のFOMCで金利上昇幅が、8割を超えるという25BPで着地できるかどうかと言ったところだろう。
できたらネガティブサプライズはやめていただきたいのだが。
ダウのチャートとしては久しぶりに窓を開けての上昇となり、漸く20日移動平均線に届いた格好。
ここを起点にしてもう一段上に行けるなら、33000ドルを通過点として34000ドル再び、という夢も見れそうだ。
ただし、あまり急いては事を仕損じるので、そこは穏便に足固しながらお願いしたいところ。
概ね日経平均は予想通りの展開に
さて、我らが日経平均はというと、やはり月曜の下げは無かったことにされたような形になりそうだ。
先物は結局、記事に書いた通り月曜のナイトセッションから昨日の祝日の間に、26400円台から一気に27100円台へと駆け上がり、まるっと先週後半の下げを取り返した格好になった。
先週から書いていた通り、結局日本の休場前にドンと打っておいて、休場の間に先物を買戻して買い上がっていくという、これまで何度も見てきた光景とほぼそっくりそのままとなった。
いずれにしても今日は先物が27100円台に戻ったのだから、現物は27300円台で鞘寄せスタートとなりそうで、チャート的には窓を開けることはなさそうだが、一旦先週後半の最後の一押しで崩れる前の位置に戻った格好。
今回は窓が空くことはなさそうなので、ここから再度、回復していってくれたらとは思うが、月曜の陰線が二番底というのもチャート的には違うので、今週もう1度下髭が出るかもしれない。
それが今日なのか明日以降なのかはわからないが、いずれにしても問題はだいぶん解決はしていて、あとはマスコミがネガティブキャペーンを派手にしなければ、概ね順当に今週から来週の月替わりまではなんとかなるのではないだろうか。
逆に月替わり前後で再度押すような形になった場合は、4月は上昇でスタート、と言った形も見れそうだが、果たして。
コメント