昨晩のダウはほぼ変わらずで引け、長い下髭の用船となった。
日足の形だけならここで底打ちと言ってもいいかもしれないが、チャートの形からいくといまいち不安が多い。
移動平均線をこれまで25日単位で描画させていたが、昨今、週5日で月の商いは20日ほどなので、移動平均線の間隔を20日、60日、120日としてみた。
ここで短期移動平均線が中期移動平均線に対してデッドクロス気味になっているところが気になるところだ。
ただ、ここから下がると下支えが移動平均線では難しくなるため、そうなると手前勝手なレンジの上限あたりを目安にすることとなる。概ね32000ドル割れ付近だ。
できれば今の位置でソフトランディングを望むが、こればかりは市場の都合なのでなんとも言えないところだ。
いくつかの指標は金利の更なる上限設定を示唆しているし、景気はともかく物価はまだ上がり続けている以上、こうした考えは払拭できないだろう。
1ヶ月以上続いている横這いの日経平均
さて、我らが日経平均はというと、やはりこちらもそろそろ結果を出してくるのではないだろうか。
ここまで強いというかしぶとい形は珍しく、ここで上に向かえばかなり期待したくなるし逆に下に向かったら1月の安値再びといった格好にもなる。
SQを来週に控え、形的にセットするのなら27000円付近がやりやすいだろうなと思うと、やはりここは遅くとも週明けから方向が定まってくるのではないだろうか。
NYなどの様子を鑑みると、どうしても独立独歩が強調されない限り、NYに準じる格好になりそうで、となるとやはり弱気は拭えない。
再度の27000円割れを念頭にしつつ、ポジションの調整は常に注意深くしておきたい。
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